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女性をモノ扱いしたと全面謝罪の週刊SPA。女子大生ら廃刊求めない

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これほどまで女性の尊厳を踏みにじるとは

女性の尊厳をこれほど踏みにじった雑誌企画は、これまでにあっただろうか。『すぐヤレる女子大学生RANKIG』などと5つの大学を実名で挙げた週刊SPA!などという低劣な雑誌は、これからも存続させていいのかと思う。

 

女性が、女子大生が性の対象にされ、何の根拠もなく"ヤレる女子大生"のいる大学として名前を挙げられたんだ。
在学生、卒業生はもちろん教職員、家族、そして全ての女子大生、女性をこれ以上、侮辱した企画、雑誌はないだろう。

ジェンダーギャップ指数、世界110位を正に体現する日本の雑誌文化だと痛感している。

編集部は全面謝罪。女性をモノ扱いしたと

このSPAの特集を知り、ネットで出版元扶桑社への抗議の署名集めをしている女子大生たちは、経緯の説明と謝罪を求め同社訪れたが、出版社側は全面的に謝罪した。

 

そして編集部側は「売れるということにフォーカスし、感覚がマヒしていた。部内には女性もいたが、この記事には関わっておらず、疑問が出ることなく出版に至った」と説明。
編集長は「私たちは女性をモノとして扱う視点があった。その点を反省したい」と話したという。

全ての女性に対し社会に対し、土下座もんだろう。

廃刊求めず今後の展開を見守ると、女子大生

対談を終えた女子大生らは、この件に関して「追及が甘いという意見もあるかもしれない。ただ、私たちは廃刊にして問題を消して終わりにしたいのではない」と話し、廃刊よりこの雑誌の今後の展開を見ることにしたようだ。

また「これを受けて週刊SPA!がどういう結論を出していくのか、結果をシェアしていきたい。私たちの視点も取り入れてもらい、今後のメディアの在り方を一緒に考えられるきっかけにしたい」と語った。

名前を挙げられた5大学は謝罪を要求しているが、何らかの訴訟を提起し、廃刊を要求すべきだろう。
社会に対しそれだけのことをしてしまったような気はする。

昔の男性週刊誌は性が満載だった(今もそうだが)。しかしここまでストレートに、そして適当に大学の固有名詞が出された記憶はない。

今回のSPA!の問題は一過性のものとしてはならない。もちろん女子大生たちだけの問題にしてはならない。
売ることだけを目的化した出版文化を野放しにしないためにも、徹底的に責任追及すべき。

SPA!に対し徹底的に抗議するネットでの署名はすでに5万人を超えている。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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