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女性刑事が活躍の時代ー。もうドラマだけじゃない

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もうドラマだけじゃなく、女性刑事が活躍している時代

7日夜、放映されたテレビ朝日系の2時間スペシャルドラマ『警視庁・捜査一課長』面白かったなぁ。

会社社長と弁護士殺害事件。
普通は捜査本部で指揮を執るはずの捜査一課長がいの1番に現場に出動するのも良かったし、壇蜜扮する女性刑事が、事件を解決に向け次々に推理していくのも痺れた。

この壇蜜の役柄に限らず、現実に優秀な女性刑事が全国の警察で活躍している。
かつてのように交通課中心ではなく、刑事や防犯にも多数配属され、第一線の刑事として活躍するケースも増えている。

だから壇蜜の刑事役はドラマならではの設定ではなく、今や現実の姿。本当に優秀な女性刑事は多い。

採用は年々右肩上がりで増え、現在10人1人が女性警察官

かつては婦人警官と呼ばれていたが1999年から、女性警察官と呼称が変わり、採用も増えてきた。

「平成30年警察白書」によると、女性警察官の数は全国で24,587人、全警察官の9.4%だから約10人に1人。平成21年度が14,162人5.6%だったから、毎年右肩上がりで増えている。

ちなみに平成29年度に全国で新規採用された女性警察官は約1,827人で、新規採用者総数に占める比率は17.8%となっている。

このペースでの採用が続くと、平成35年前後には全国に勤務する警察官の7~8人に1人が女性警察官となるとか。

採用の増加に伴い、活躍の場も広がっている。交通中心から、最近は地域、刑事、組織犯罪対策などに配置される比率も増えている。

採用女性は頭脳も極めて優秀で、性犯罪やDVに立ち向かう

徳島県警の女性警察官・県警HPより


徳島県警では超一流大学出身の女性警察官が、白バイ隊員となったケースも。知人の県警幹部のお嬢さんは、東京都内の一流大学を卒業。大きな公務員試験も複数受かっていたが、刑事に憧れ徳島県警に。一発で昇進し念願の女性刑事となり、活躍が期待されている。

女性警察官の職務が拡大した背景には犯罪の多様化、そして性犯罪やDV犯罪の増加で、女性の被害者が増えていることが挙げられる。

性犯罪被害者は男性刑事に被害者調書を取られるのは相当な抵抗があり、できる限り、今は女性刑事が対応するようです。

当然、女性警察官が増えれば幹部への登用も増えている。平成30年に「警部」以上の役職に就く女性警察官は498人となっており、平成21年(142人)と比べて約3.5倍に増加したとか。
今後はさらに署長や本部の課長、部長など、大幹部になる女性警察官も出てきそうだ。

ますますの活躍を期待したいと思います。

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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