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女性議員を本気で増やせ!候補者男女均等法が成立

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女性議員を増やす法律が成立。各政党は本気で取り組め

記者と政治家は女が向いてる〜が私の持論ですが、一向に増えず、数は世界最低ランクの女性議員を増やすための『候補者男女均等法』( 政治分野における男女共同参画推進法 )が昨日、参院で全会一致で可決、成立した。

各政党のやる気問われる

選挙で選ぶ議員だけに、国や自治体が指名できるものでもなし。

掛け声倒れにならないよう、各政党は女性候補を発掘し、一定の割合を公認すべき。来年春は統一地方選挙もあることだし、さっそく実行に移すべきだろう。各党の法律に対する考え方がはっきり示される選挙になるだろう。

女性候補にはハンデを

そして日本の社会はオヤジ候補のように、まだまだ女性が選挙活動一本政治活動一本に打ち込める社会環境が整っていない。

少なくとも初出馬の女性候補には、得票の20%を加算するとか、新人女性候補にハンデをつける制度をつくるべき。

本気で女性議員を増やそうというなら、それくらいやらないと、本当に掛け声だけとなるだろう。

女性議員、世界で158位

どのくらい女性議員が少ないのか。世界でみると日本は193ヶ国中、158位。中国71位、韓国116位よりも低かった。

衆院議員は女性は定数の僅か10%程度。女性が初めて参政権を持った戦後直ぐが8%だから、実質、全く増えていない。比較的出やすい参院議員でも僅か20%だ。

市区長は813のうち18人で全体の僅か2.2%の低さだ。

30%超えは813中、43市区議会

813市区議会の女性比率トップは東京都清瀬市で45%。2位は東京都目黒区と小金井市の41.7%。

国の政策目標である30%以上を現在、達成している市区は、わずか43で、全体の5.3%にとどまっている。

私の長い経験から、女性は男より政治家に間違いなく向いている。

あくまで一般論だが、少なくとも男より公平、清潔、高潔であると断言できる。

国会議員の場合、党内で力のある権力者の寵愛を受け、実力もないのにステップアップしていく極めて残念な女性議員も多いが、地方議員の場合は、本当に頑張っているケースは多いのは確かだ。

清潔な女性議員たち

男の一部議員のように一支持者の役得のために走ったりする姿も見たことはない。政務活動費をちょろまかした話しも、これまで聞かない。

公平な社会の実現のため、女性の社会進出のため、それぞれの皆さんが与えられた議席を大切に健闘している姿を、たくさん見てきた。

それではなぜ、女性議員は少ないのか?日本女性の社会参画度の低さに尽きる。だから女性の声、政策をきちんと届けなければ、この国は変わらないような気がする。

小池百合子都知事が誕生した時、女性議員が増えるのではと、期待する声も多かった。しかし政党立ち上げの失敗、政策的行き詰まりで、今のところ女性議員を増やす起爆剤にはなっていない。

女性を取り巻く社会環境が一朝一夕に向上しないのなら、一挙に女性議員を増やすべき。

そのためにも質量とも、男と同等の選挙活動ができない女性候補のため、得票にハンデをつけるのは、決して荒唐無稽の話しじゃない。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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