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女湯脱衣箱から脱ぎたて下着を盗んだのは総務省キャリアだった

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事件記者時代、下着ドロ逮捕の記者発表は数え切れないほどあった。
犯人宅を捜索したら大量に隠していたケースが多く、証拠の品何百枚を警察署の道場に陳列していた。犯罪(窃盗罪)としたら些細だが、"恥ずかしい犯罪"としてはトップクラスだろう。

総務官僚による下着ドロの舞台となった仙台・秋保温泉

何故か家人に追いかけられ捕まるケース多し

犯行の手口はベランダなどに干してあるものを失敬するのが大半。
家人に見つかり追いかけられた末、取り押さえられるケースが多かった。きっと下着ドロは腕力はヘナチョコなヤツが多いんだろう。

笑ったのは110番通報で駆けつけた警察官が、付近でうろついていた中年男を職務質問した時だ。
きっぱり否定したため見逃そうとしたところ、男のポケットから女性のパンティの一部がのぞいており、御用となった。

あと逆に犯人が気の毒なのは○○容疑者はA子さん(74)の下着を盗み…みたいなケースも多かった。

定年まで2年の総務省官僚が、女湯脱衣場に侵入

下着ドロと言ったらこんなダメ男のイメージがあったが、このニュースには驚いた。何と総務省のキャリア官僚が下着ドロで逮捕されたのだ。
総務省東北総合通信局長、田中宏容疑者(58)で、仙台市太白区の秋保温泉にあるホテルの女湯に侵入。パンティーとブラジャー(時価1000円相当)を盗んだとして、建造物侵入と窃盗の疑いで宮城県警仙台南署に逮捕された。

田中宏容疑者


大胆なのは女湯の脱衣場に忍び込み、ボックスにあった脱ぎたてホヤホヤのものを盗んだという。だれか1人でも女性が出入りすればアウト。ずいぶんと大胆な犯行だった。

下着がなくなっていた女性がホテル側に通報し、さらに駆けつけた警察官がロビーにいた田中容疑者を追及。持っていたトートバッグにブラジャーとパンティ2組分の下着が入っており、認めたため逮捕となった。

バッグの中を見せないため、令状まで取り

初めは田中容疑者はバッグを見せることをガンとして拒否しため、警察は令状を取ったという。
田中容疑者は東北大卒業後、旧郵政省に入り、総務省技術政策課長、放送大学学園理事などを歴任。2019年4月から東北総合通信局長を務めていた。
あと定年までわずか。なんとバカなことをと思う。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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