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好きな彼女を弟に…親友山崎の痛恨(笑)

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『弟に好きな彼女を寝取られた親友山崎の残念さ。まだ俺を迎えに来るなよ(笑)』

大学へ入学して最初に話したヤツは生涯の友になるケースが多いと言われる。私の場合、"作家・小池"の次に話したのはヨコハマの山崎だった。
通説通り大親友になった。

私の結婚式ではスピーチを

とにかく面白いヤツだった。今なら吉本にいっても即戦力だと思う。横須賀線の不良女子高生の真似は秀逸だった。

山崎はバイトで仲良くなった実践女子大のえりちゃんが好きだった。
しかし思ったより純情で何もできず、『えりちゃんは純粋にして犯されべからざる高貴な存在なのだ』と、勝手に女神のように神聖視していた。

そんな山崎がある日の夜、自身弟に奈落の底に落とされたのだ。
弟も同じバイトだったのでえりちゃんは知っていた。山崎と並んで布団を敷いて寝ていた弟が突然、
『アニキ、すまん!』と。
理由を聞いたところ
『アニキが好きなのは知ってたけど、えりちゃん、俺がきのうやっちゃったよ』
と告白された。
余りの衝撃に山崎は返すことばもなく、頭は真っ白に。兄弟の布団の間には寒々とした空気が流れたようだ。

さらに山崎にショックを与えたのは弟のこのひとことだった。
『アニキは神聖視してたけど、あの子かなり激しかったから相当、遊んでるぜ』と。
山崎はアニキの貫禄を見せ『いや、俺は実はそれほど好きじゃなかったよ。お前がやったんならそれでいいジャン』(横浜弁)とだけ答えたというが、本当は相当なショックだったのだ。

翌朝一に『森本、馬場でモーニングやろうや』との連絡がきた。
一睡も出来なかったのだ。女性への不信感がかなり募ったようだった。

一昨年春、山崎が入院していた横浜日赤の病床でそんな話しをして笑ったが、昨年春、桜が咲く頃、旅立った。末期の肺癌だった。
天国で奥さんと仲良くな。

最後に会った入院先の横浜日赤で


寂しいからって俺を呼びにくるのはまだ勘弁してくれよな、山崎…

もりもとなおき

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morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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