給食中、私語は一切禁止という小学校の実態がAERAでリポートされていたが、楽しいはずのランチの時間が、子どもたちにとって憂鬱で怖いものになっている実態に唖然とした。
これはあくまで一例なんだろうが、杓子定規な規則に縛られた学校の一面なんだろう。
ことしの猛暑の中、服装や飲み物など、子どものためにならない規則なども次々と明らかになったが、学校も先生も、常に子どもたちに向きあっているのか否か、考えさせられることが多かった。
全部食べ切るまで遊べなかった私の昼休み
私も子どもの時は給食が憂鬱だった。今では想像出来ない偏食だったので、食べれないもの多数。
『残してはいけない。全部食べるまで外へは出てはいけない』という教師の命令で、楽しみだった昼休みが潰れてしまったことは何度もあった。
そんな訳で、私のポケットにはいつも人参とかが入っていた。
これは凄すぎ!鳥取県で本当にあった給食。これなら絶対、残さない
好き嫌いを失くすのも教師と給食の役割だったかもしれないが、どうしてあれだけ執拗になれたのだろうと、今でも思い出す。
もちろん全ての教師ではないが、今考えたら異常な教師もいた。
全ての子どもときちんと向き合うべき
今でこそ、食物アレルギーなどの問題でみんなと同じメニューの給食を食べることができず、弁当持参はごく一般的になった。
でもかつては特例を認めないバカ教師や学校もあった。
以前はこんなことを保護者から相談を受ける時代もあったから、その都度、アレルギーやアトピーへの教師の無理解、勉強不足に驚かされた。
黙って給食を食べることを"黙食"というそうな。おしゃべりしない分、早く食べれるかららしい。
刑務所じゃあるまいし、こういう馬鹿げた発想が小学校の場で通用することが呆れる。
校長の了解事項なんだろうが、異論を唱える教師はいないのかと、変な規則を知る度に思う。もしいないのであればその管理体制の異常さにも、驚かされる。
子どもたちときちんと向き合う。学校と先生に1番、望むことだ。
もりもと なおき