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子供がいない安倍総理もつらい思い?杉田水脈氏の雑誌投稿記事受け

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説明責任果たせないならさっさと議員辞職を


杉田水脈氏の意味不明な沈黙はいったいいつまで続くんだろう。新潮45に投稿した『LGBD(性的少数者)は生産性が無い』など、偏った差別的見解に対し依然、激しい批判、反発の声は続いているが、当の本人からは謝罪どころか釈明、説明さえないまま1カ月半が経過した。

一切沈黙の杉田水脈。安倍さん夫婦にもつらい思いさせた?


杉田氏の寄稿、安倍総理もつらい思い?


そして総裁選にかかるテレビの番組収録では安倍総理はこの杉田発言に対し「私ども夫婦も残念ながら子宝に恵まれていない。生産性がないというと、私も妻も大変つらい思いになる」と、心情を述べた。

自民党に拾ってくれた安倍さんにさえもこんな思いをさせている?どれだけ多くの人たちを傷つけているか、バカじゃない限り分かるというものだ。

今や国際的に許されない発言をし、批判に対し一切、説明責任を果たさない。こんな人物が国会議員であり続けていいはずはない。

いやしくも政権政党の国会議員だ。メジャーな雑誌へ自分の見解を発表し、多くの批判があればきちんと会見すなり、記者のインタビューくらい受けるのは当然の義務だ。党内に向けて"お騒がせしました"だけしかできないのなら、バッジなど1日も早く外すべきだ。

杉田は比例中国、我々も責任あると、石破氏。安倍さんは抜擢した自身の責任に触れず


自民党総裁選に立候補している安倍晋三総理と石破茂元幹事長は17日、TBSテレビのNews23にそろって出演。

この中でLGBTへの行政支援に疑問があると月刊誌に寄稿した杉田水脈氏について、安倍総理は「まだ若いから注意しながら仕事をしてもらいたい」と述べ、自分の心情も吐露した。

しかしこうした人物を何故か比例1位に抜擢した自身の責任には触れなかった。

🔳杉田氏比例1位当日朝まで知らなかった

これに対し石破氏は「生産性の理解が全然ない。LGBTの人たちの気持ちを傷つけていいなどということにはならない」とし、杉田氏が比例中国ブロック1位で選出されていることを指摘。さらに自分も鳥取だが、「杉田が1位など衆院選挙公示の朝まで知らなかった」とも。

「私も首相も中国ブロック。1票を入れた方々にわれわれは説明する責任を負っている」などと語った。

杉田に対しては石破氏の意見が自民党内でもごく普通の意見だろう。それを党内の大半がこれまで批判もしないのは、突然比例1位に厚遇した安倍さんへの忖度と、受けとられても仕方あるまい。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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