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安アパートにもドラマがあった学生たちの部屋探し

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声が筒抜けの安アパートの隣りが女子大生やOLだと、嬉しくも悩まされることも多かった昔の学生の住宅事情。最近は学生でも小さくともしっかりしたマンションに住むようで…新入生たちの部屋探しが本格的に始まった。


身の丈(予算)に合った部屋を探してもらおう

受験も終わると、親元を離れて暮らす人は住むところを見つけなければならない。予算と場所を決めたらその地域の信用ある不動産屋さんに物件を紹介してもらい、何ヵ所か見せてもらう方がいい。
事前にネットで調べ、下調べしておくのも良いと思う。

欲を言えばキリがないから、やはり最後は身の丈に合ったところ(予算範囲内)を。

昔は物件の住所を聞いたら電車やバスに乗り、自分で安アパートを見に行ったものだ。
で、物件の場所を探すだけでクタクタに疲れ果て、不本意な所に妥協した。
しかし今はクルマで業者が連れて行ってくれるから、ずいぶん楽になったのでは。

近くの徳島大学生の部屋探しは、季節の風物詩

わが家の近くには徳島大学があり、学生がたくさん住んでいる。そんな訳で前期試験が終わると早くも地元不動産会社のクルマが新入生(予定者)を乗せて街を行き交う。

まだ合格してないのに?と思うが、不合格でもキャンセル料は取らないというから、良心的だ。
私も近所でこのクルマと何度もすれ違うといつも春の訪れを感じる。
合格発表後はこのクルマに親子で乗っているのは、ほのぼのとした光景だ。近くのドラッグストアにも生活用品を求める親子であふれる。

安普請でもいろんなドラマがあった学生アパート

学生時代の部屋にはいろんなドラマがある。最近は小さくてもしっかりしたマンションが多いからこんなことはないが、昔は安普請の文化住宅といわれた安アパートが多かった。

だから隣りの部屋のテレビの音や声まで丸聞こえの部屋も多かった。

隣室が女子大生やOLという部屋に住む友人も何人かいたが、彼女たちの悩ましい声に悩まされていた。

羨ましい話しだと思ったがあまりに頻繁だと、完全に寝不足になるらしい。お隣がそんな部屋に何度か泊まりに行ったが、本当に悩ましかった。

『ちゃんと歯を磨いてネ』とか、耳をすまさなくても普通に聞こえる。
ベッドが軋む音は壊れるんじゃないかと思うくらいだし、助けに行きたいくらい激しい声もした。

『神田川』の世界も捨てたもんじゃなかった

私のところは男ばかりの下宿だったが、玄関が共有だったから突然、女のブーツとかあると焦ったものだ。負ける訳にはいかなかった。

でも最近の学生の羨ましいのは、まずバス、トイレがついた部屋だろう。われわれの頃はバス付きの部屋を借り、電話を引くなど夢のまた夢だった。
ほとんどかぐや姫の『神田川』や『赤ちょうちん』の世界。しかし一緒に銭湯に行くのも、なんとも風情がありました。

新生活のスタート、皆さん良い部屋を見つけてください。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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