あの田崎スシロー氏までが手のひら返し
権力を失うということはこういうことなんだなと、安倍前首相に対する田崎史郎氏の発言、桜を見る会疑惑にかかるNHKのニュースを見て痛感している。
田崎さんなどはこれが同じ人物かと思うくらい手のひら返しが激しい。
これではもう田崎スシローなどと揶揄することはできない。
あるテレビ番組では東京地検が安倍事務所関係者から事情聴取を続けているニュースについて『秘書のせいにしてはいけない。国会で答弁したのはご自身。ケジメをつけるべき』とまで、言い放った。

もはや忖度無し?やればできるじゃないか、NHK
またNHKもこの桜を見る会関係のニュースに関して、『東京地検が安倍秘書から事情聴取』の特ダネからスタート。ホテルの領収書の存在、さらに収支報告書に安倍氏側からの支出を当初は記載しながら、ある時期から記載していない矛盾など、意欲的な続報が続く。
まさに"やれば君らもできるじゃないか、NHK"という感じだ。安倍さんにはもはや忖度しない。即ち、安倍さんが権力を失ったひとつの証かもしれない。本当にわかりやすい。
この調子で改めて森友、加計学園の問題についても、もう一度、検証したらどうかなと思う。大切な部分をスルーした近畿財務局、赤木さんの自殺の件なども、詳しく報道すべきだ。


仕掛けは菅ー二階ラインとのきな臭い噂もあるが…
さて東京地検が全国の弁護士らから告発を受けていた、桜を見る会疑惑に事件着手したことに一部メディアでは、菅ー二階ラインが仕掛けたというきな臭い話しまで出ている。
つまりいくら東京地検でも、つい昨日まで総理大臣をしていた政治家の周辺捜査、事件着手簡単にできる訳はない。当然、着手は官邸の耳に入れ、暗黙の了解を得ているーというものだ。
これは少し穿ち過ぎかもしれないが、最近の安倍さんのハデな動きには菅首相などは間違いなく面白い訳はない。自分なら1月解散するーなど、前首相とはいえ常識に欠ける発言だ。
さらに再々登板などという声が出れば、菅首相の性格でなくとも潰しておこうとなる。
権力闘争なくとも、検察は当然捜査はする
しかしながら権力闘争はさておき、桜を見る会疑惑は500人を超える弁護士ら法律の専門家が告発したものだ。検察としては何もやらない訳にはいかない。
すでに20人もの関係者から事情を聴いているということだから、これだけでも本格捜査といえる。
5年間で900万円の会費の補てんを安倍さんが知っていたか否か。収支報告書への不記載も安倍さんが認知していたか否か。ここが焦点だ。
しかしながら国会などで30回余もウソの発言をしたならば、政治家としてはもう限界と言わざるを得ない。
もりもとなおき