阿波踊りのない徳島のお盆は戦後75年で初めて
毎年、あるものがないのはこんなに寂しいものか。本当なら9日から鳴門市の阿波踊りが始まってるし、11日は徳島公園鷲の門で大塚製薬主催の阿波踊り前夜祭のコンサートのはずだった。アスティ徳島でも前夜祭があっただろう。
本当なら否が応でも12日からの徳島市の阿波踊り本番に向け、気分が盛り上がってくるはずなんだが…戦後75年、初めて4日間、阿波踊りが中止の徳島のお盆だ。
8月末には徳島そごうも37年の歴史に幕を閉じる。徳島にとって今年はあまり良い年ではない。

帰省自粛すべきと判断した人が76%も
FBの素晴らしい機能で、ここ数年の同じ日の投稿記事が毎朝、分かるようになっている。
同じ日に何かを投稿していれば毎年、この日は何をしていたか分かる訳だ。
昨年の8月10日は息子が帰省し、『うまいんじょ処魚屋』に美味しい魚を食べに行った投稿があった。
しかし残念ながらこの夏は息子は早くから帰省はしないと決めていた。娘の会社は外資系なので、お盆休みの概念はなく、暦通り仕事だ。
読売新聞が7~9日に全国世論調査を行ったが、今年のお盆期間中の帰省について「自粛すべきだ」が76%で、「感染防止策を徹底していれば問題ない」の22%を大きく上回った。
Go Toは85%が批判、大失策だった
そして政府が、とりわけ二階、菅両氏の肝いりともいわれるGo Toトラベルを開始したことについては「適切ではなかった」が85%にものぼった。
世論調査で85%という数字は国民の大半とも言える。
結局、東京を除外したこと、爆発する感染拡大に多くの国民な二の足を踏み、このキャンペーンは大失策となっている。これだけの人たちが反対し、政府の有識者会議さえも判断先送りを提言した経緯も明らかになっている。
経費含めて1兆7000億円という巨額予算。もっと業界にとって実効のあるお金の使い方はできないものか。
官邸主導の政策はとにかく失策が続く。国民の生活と命と健康とを守ってくれるんだろうか。
もりもとなおき