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就活も終盤。複数内定者は内定辞退の挨拶も丁寧に

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複数内定、辞退の連絡はどんな形が良いか


大学生の就職活動もほぼ終盤。本命企業、あるいは本命職種の内定をもらい、ホッとしている学生も多いかもしれない。1社だけでなく複数の企業から内定をもらい、一時は嬉しい悲鳴をあげても、いざ断らなければならないことに、今度は頭を悩ませる。

一生懸命に就活をしてやっとの思いで内定をもらう。しかしカラダはひとつ。複数内定の場合はひとつに決め、他は内定辞退をしなければならない。学生たちはどんな辞退の形をとっているんだろうか。

一般的にはメール、電話で一日も早く断りを入れ、それで終わるケースが多い。しかし会社を改めて訪問、人事担当者にきちんと口頭で辞退の理由説明をし、謝罪する場合もあるという。

やはり就活を通じ担当者と何度もやり取りし、互いに気持ちが通じ合うケースも多い。企業側も自分のために大事な時間を使い、獲得に力を入れてくれた場合は申し訳無い思いでいっぱいにもなるだろう。本当はメールで済ませたら気持ち的にどんなに楽かと考えながらも、きちんと謝罪に行くケースも多いようだ。


やはり出向いての辞退説明と謝罪がスジ


昨年、大手ばかり6社から内定を獲得した早稲田のA君は『内定を出していただけたのは自分を認めてくれた訳なので、お断りするのは本当に心苦しかったと』いう。4社についてはとりあえずメールをし、さらに担当者に電話をしたという。

しかし1社は本命のひとつ。最後の最後まで人事部長とはランチをしたり心の交流があっただけに、最後は出向いて辞退を申し出た。あとで人事部にふるさとの"すだち"を送り、感謝の気持ちを示したとか。

数年前、わが家の愚息は公務員志望だったが幸い複数内定をいただいた。関東の某県庁をお断りすることになったが、『きちんと出向いて謝罪をした方がいいと思う』とだけアドバイスした。後で聞いた話しだが人事部で辞退の説明をすると、副知事のところまで案内されたという。

この副知事さんが凄いなと思ったのは内定辞退の愚息に対し『これからもわが県を宜しく。頑張ってください』と、逆に激励してくれたとか。役所は電話で辞退する旨伝える学生が多い中、わざわざ出向いたことに好感を持っていただいたようだ。

相手も学生諸君には大事な時間と労力を費やしている。内定も大きな大切なご縁。やはりきちんと出向き、口頭で説明と謝罪をすべきだと思う。特に就活で同じような職種を選んだ場合、またどこでどんな出会いがあるかも分からない。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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