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山根会長取材と同様にしつこく政治家取材をしないメディアの弱さ

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新聞もテレビも今のままなら特にいらないかもしれない


ボクシング連盟山根明会長は、組織ではとんでも無い独裁者だったかもしれない。しかしメディアに取り囲まれ、最後 は自己のアイデンティティである会長職を辞するころは、憔悴し哀れだったが、記者たちは容赦なかった。

こんな光景を見るたびに日本のメディアの諸君も、山根会長にかかっていくくらいの勢いで、政治家にも本気で立ち向かえよな、と思うのは私だけじゃ無いだろう。

菅官房長官の記者会見では、東京新聞望月いそこ記者の質問だけには全く誠意ある答弁はない。しかし他の記者は他社の記者がエゲツなく酷い扱いを受けても、ダンマリを決め込む。お前ら皆んながなめられてるんだぜ、ということに気づかない。いや気づいてるんだけど、菅さんに睨まれるのが怖い。


頑張る記者を孤立させるな!


俺なら『官房長官、気に入らない質問でも、ちゃんと答えてくださいよ』と、わざわざデカい声で言うけどな。昔の記者なら絶対言った。

佐藤栄作総理のかつての退任会見。"新聞は嫌いだ。テレビだけでいい"と言った時、毎日新聞の若手だった故岸井成格さんは『じゃあ出るヨ。出よう出よう!』と呼びかけ、会見場は空っぽになった。

麻生さんの財務大臣会見。お前呼ばわりされてもだれも文句も言わない。本人も周りも怒るどころかシュンとなる。俺なら絶対、お前のさっきの説明だけどなぁ…と、必ず質問でいい返す。

安倍総理の会見でも追い詰める質問など聞いたこともない。官邸ロビーの囲み取材は緊迫感など、望むべくもない。で、NHKの岩田明子氏のようなヤツが跋扈する。


弱いとなったら徹底的に叩く


日本のメディア、弱いとなったら"もうやめてやれよ!"というくらい畳み掛けるように痛めつける。池に落ちたらずっと石を投げ続けるから。

だから政治家が暴言はこうが、妄言はこうが、失言しようがだれも責任とらない。大臣が金融庁に圧力かけても大臣手当、160万円の返上だけ。

これらは全て新聞、テレビの記者連中が甘いから、弱いから、気が小さいから。高い給料分だけ、仕事しろよなと、心から言いたい。田舎の新聞記者の方がやる時はやるかもしれない。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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