勝田受刑者、なぜ野放しに
岡山県津山市の小3女児殺害事件は、別の女子高生殺人未遂事件で懲役10年の実刑判決を受け服役中の勝田州彦受刑者(39)が犯行を自供、14年ぶりに解決に向かう。
この異常な男の犯歴を見るにつけ、勝田が重ねた事件の合間、ほぼ野放しになっていたこと。出所から間もない殺人未遂事件の高裁判決がわずか懲役10年であったことに、改めて疑問を感じざるを得ない。
怖がる顔、流れる血を見たい
女の子の怖がる顔が見たい、流れる血を見たい…稀有の変質者がなぜ野放しになったのか。
5人少女を次々と襲いわずか懲役4年。その5年後、女子中生殺人未遂事件
現在の服役中の事件は、2015年5月、姫路市の路上で、面識のない中学3年の女生徒の胸や腹を、突然ナイフで刺した殺人未遂事件。
そしてこの犯行の5年前、勝田は少女に対する5件の事件で立件され、4年間服役していた。
これは小学1年生から高校3年生までの少女5人に対し、すれ違いざまに殴ったり、ドライバーの先で突いたりした非常に凶暴性が高いもので、小学1年の女児は内臓出血の重症。
しかし、これだけの犯行でわずか4年の懲役にも驚き。出所後間もなく、また殺人未遂事件を起こした訳だ。
この事件では裁判を通し、勝田の異常性が明らかに。裁判官は少女のシャツが血に染まるのを見たいという、特異な性癖から少女を狙ったーと、はっきりと動機をあげていた。
そしてこうした重大事件から遡ること10余年。実は津山市で女児を殺害していた訳だ。まだまだ余罪が出てくる可能性は高い。
まだ39才。
恐らく女児殺害を自供してなかったら7年後に出所だ。治療を受けない限り、こうした異常な性癖は治るはずもなく、また犠牲者が出た可能性は高い。
もりもと なおき