政府や東京都のコロナ対策を厳しく批判し、県内での東京オリンピックの聖火リレーを開催すべきでない、五輪も開く資格がないーなどとした島根県の丸山達也知事の勇気ある発言が波紋を呼んでいる。政府や小池知事は聞く耳を持て!

知事に注意っていったい何様だよ、竹下亘さん
これこそ地方自治体の長が主体性を示したあるべき姿だと思うが、早くも各方面から圧力がかかっているようだ。
島根県選出の衆院議員で元自民党総務会長の竹下亘氏などは『知事の発言は不用意。注意する』などとしているが、こうした現状認識のない上から目線の発言こそ、どうかしている。
これこそ地方自治体の長としての真っ当な意見だ
政府や東京都の小池知事はこの発言に不快感を示しているが、地方自治体の長として極めて真っ当な見識を示した発言であり、知事に賛同の国民の声も多いことを知るべきだ。
東京都などは18日も445人ものコロナ感染者が出ている。こうした中、東京五輪開催に向け突っ走る政府や小池知事の方がおかしいのではないか。
本気でオリンピックをやりたいなら、コロナ収束が先だ。丸山知事はこのことを言っているのだ。
コロナ対策、政府や小池知事には皆んなが不満だ
丸山知事の言うことは全く間違っていない。『新型コロナウイルス感染拡大を封じ込めるための政府や東京都の対応に不満がある』とする。
とりわけ東京都については、保健所の業務が逼迫し積極的疫学調査を縮小したこと。緊急事態宣言中に小池知事が千代田区長選の応援に出ていたことなどを挙げ『対応能力の水準が低いところにリスクの高いイベントを実施する資格があるのか』とまで厳しく指弾したが、まさにその通り。溜飲が下がった思いの人も多い。
政府と小池知事はコロナ対策の無能さに恥を知るべきだ
丸山知事は政府や東京都の対応が改善するかどうかで、今後の対応をすると言っている。口には出さなくても同じ考え方の知事は複数いるような気がする。
やはり住民のために真剣にコロナに対峙している知事だからこそ、政府や東京都の生温いコロナ対策の下、東京オリンピックを開催することに不安しかないのだ。
政府も小池知事も恥を知らなければならない。
もりもとなおき