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市民生活を守る交番勤務は命がけだ。吹田含み僅か1年で襲撃は4件も

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わずか1日のスピード逮捕。強奪拳銃が犯罪に使用されず良かった

大阪府警吹田署千里山交番前で16日午前5時40分、古瀬鈴之佑巡査(26)が刺され、拳銃が奪われた強盗殺人未遂容疑事件で、府警は17日、東京都品川に住む飯森裕次郎容疑者(33)を箕面市の山中で発見、逮捕した。
事件発生から僅か1日のスピード逮捕だった。

昨年来、交番襲撃事件が相次ぐ中、警察庁は全国の警察に対し、交番や駐在所の安全対策を強化するよう通達。防刃ベストの常時着用や警察官の複数勤務体制づくり、装備などの点検を行うよう求めている最中の凶行だった。

常に危険と隣り合わせの交番勤務には、若い警察官が多い

交番勤務は一見、のんびり見えるかもしれないが、いつも危険と隣り合わせだ。いつ誰が訪ねてくるかもしれない交番で、時にはたったひとりで応対しなければならない。

相手はポケットに何が入っているかも分からない。カバンの中にも。
相当、気持ちの悪い人物も来るが、市民相手に四六時中、身構えている訳もいかない。

特に初任の若い警察官の配置は多い。緊張感は相当なものだろう。
今回の事件は、交番勤務が常に危険に直面していることを改めて教えてくれた。

古瀬巡査は防刃チョッキを着用していたが、5〜6ヶ所刺され、左胸に刃物が刺さったままだった。
ラグビーの名門、元佐賀工業のラガーマン。あの五郎丸氏の後輩で花園にも出場した屈強な男が、不意をつかれたのだろう。心から完全回復をお祈りしたい。

交番襲撃は昨年来4件目。2人が殉職し、民間人ひとりも死亡

とにかく昨年から交番を襲撃する事件は多く、今回で富山市、仙台市に次いで4件目。警察官2人と奪われた拳銃で、一般の人までもが殺害されている。

平成30年6月、富山市で、元自衛官の男が警察官を殺害して拳銃を強奪。近くの小学校で警備員を射殺し、現行犯逮捕された。

同じく30年9月、仙台市の交番で、男性巡査長が訪ねてきた大学生の男に刃物で刺され、死亡した。
交番にいた別の巡査部長が計3発を発砲、犯人は死亡した。

今年1月には富山市内の駐在所でも、警察官がハンマーやナイフを持った男に襲われる事件が起きていた。
これも犯人は『拳銃を奪うつもりだった』と、自供した。

警察庁は拳銃を奪われにくいよう改良した、新たな拳銃ホルダーの導入を当初予定より前倒しで進めていた。
大阪府警も5月から順次配備していたが、襲われた古瀬巡査の拳銃ケースはまだ旧型だった。
交番警察官の命を守ることは市民生活を守ることだ。警察庁にはさらなる最善の対策をお願いしたい。
もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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