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座間9人殺害。死刑以外の選択肢はない裁判での裁判員の過酷さ

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民間裁判員にとって精神的に過酷な裁判だっただろう

この被告の変質者ぶりや異常性欲ぶりは大久保清の比ではないかもしれない。
こういう事件の裁判員裁判で、たまたま裁判員に当たってしまったら、偶然を嘆くしかないだろう。

私など長い間、事件記者をして様々な修羅場を体験したり裁判を傍聴してきた者でも、この被告の裁判は傍聴、取材したくない。

20回にも渡る公判廷を見守り、冷静な判断を下すであろう裁判員の皆さんに改めて心から敬意を示したいと思う。

女性8人は全員強姦して殺害、解体という異常性

神奈川県座間市のアパートで平成29年、15~26歳の男女9人が殺害された事件。
強盗強制性交殺人罪に問われた無職、白石隆浩被告(30)の裁判員裁判の判決公判が15日、東京地裁立川支部で開かれる。求刑はもちろん、死刑だ。

これまで20回に及ぶ裁判では、計9人もの被害者を白石被告が殺害し、遺体を解体した事件で、被害者一人ひとりとの出会いから殺害〜遺棄までを検証した。

殺害しても心通った女性には謝罪、それ以外は謝罪しない

とりわけ8人の女性被害者については殺害方法、強制性交、遺体解体にいたる手口など、事実関係について被告に対し様々な質問がなされた。

殺害した女性とそうでない女性、あるいは殺害しても反省し謝罪した女性とそうでない女性がいるなど、白石被告の身勝手で異常な思考まで明らかになったのは興味深い裁判でもあった。

強姦、殺害しても心が通った相手には謝罪、それ以外は必要ないとする驚くべき人間性も見せた。

あと公判の場で、普通の刑事裁判では起訴事実の一部を否認したり、犯行の動機などで争うケースは多い。

しかし白石被告は起訴事実と「被害者の承諾はなく、全員が抵抗した」という被告の供述は一貫しているとの検察の主張を全て認めた。

多くの若い女性を強姦、殺害、解体したアパート

極刑免れるのは心身喪失との診断しかなかっただろう

検察側の質問にはかなり踏み込んで答えただけでなく、少なくとも自身に有利に働くであろう弁護士の質問には大半、答えることを拒否したのも驚きだった。

弁護側は起訴事実については争わないが、実際は被害者が殺害を承諾して抵抗しなかったのに、被告が取り調べの長期化を避けるために捜査機関に話を合わせ、虚偽の供述をした可能性を訴えた。

明日の判決は死刑以外はあり得ない。極刑を免れるのは心身喪失以外ないが、精神鑑定ではその結果は出なかった。
本人は控訴はしないと語っている。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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