徳島駅ビルのお土産店の女性販売員がコロナ感染
徳島市のターミナルビル(クレメントプラザ)の物産店で、お土産を販売している50代の女性が新型コロナウイルスに感染した。
当然、徳島の特産品や名物を売っている場所だから、接触するのは大半が県外からの客、あるいは徳島への帰省客だろう。
ある意味、労災で本当に気の毒だ。
女性は23、24日の両日、同所で仕事に従事していた。

クレメントプラザ
感染した日にちなどを推測すれば、22日からの4連休で徳島を訪れた人からの感染ではないだろうが、それまで仕事柄、相当、多くの県外客と接客しているはずだ。中にはマスクもしてない客もいたかもしれない。
やはりこうして県外からの人たちと接触せざるを得ない仕事は、コロナ感染のリスクが大きいことを改めて示した。
こうした感染を危惧する政府のGo Toキャンペーン
政府が推奨する『Go Toトラベルキャンペーン』も、4連休初日の22日から始まった。
このトラベルキャンペーンに対しては、『コロナ感染を全国に拡大するだけ』と、強い批判も多い。
今回の土産物を扱う物産店関係者の感染は、もちろんまだどこから感染したかは不明だ。しかし仕事柄、県外からの旅行者から感染する可能性があることも示したもので、こうした危惧が現実になった可能性もある。
全国には多くの人々が訪れる大観光地はたくさん点在する。今回の徳島のケースは、Go Toキャンペーンのひとつの警告と受け止めるべきだろ。
感染者最多更新の中、直ちにキャンペーンは中止を
ホテルや旅館、土産物店など観光地で接客する皆さんはくれぐれも感染に用心すべきだろう。客の方も観光地にコロナを持ち込まない、観光業の皆さんに感染させない最善の注意、マナーが必要だ。
29日は全国のコロナ感染者はついに初の1000人を超えた。
東京をキャンペーンの対象外とするなら、大阪、愛知も対象外にしなければつじつまが合わない。直ちに中止をすべきだろう。
もりもと なおき