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徳島出身のアンジェラ・アキさん、県立夜間中学の校歌を贈る

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これは素敵なことだ。全国初となる徳島県立の夜間中学・しらさぎ中学校の校歌を、徳島出身のシンガーソングライター・アンジェラアキさんが作詞作曲したことが話題を集めている。



ずっと愛され歌い継がれる校歌になれば

荒井由実時代のユーミンが、長崎県の離島の少女の手紙に心動かされ、島の中学の"校歌"をつくったのは今から年も前だ。
その歌『瞳を閉じて』は以来、ずっと島の子たちに歌い継がれているし、アルバムにも収録され、ユーミンの代表作のひとつにもなっている。

アンジェラアキさんによるしらさぎ中学校歌も学校関係者だけでなく、多くのファンにも覚えてもらい、ずっと愛され歌い継がれていったらいいなと思う。

眉山、吉野川、藍…故郷への温かい想いと優しさを込めて

アンジェラアキさんは徳島市の北部に位置する徳島県板野郡板野町の出身。小学6年生までこの地で過ごした。
彼女のデビュー曲でありヒット曲『HOME』は、彼女が生まれ育った故郷板野町の田園風景を、抒情豊かに表現し、ノスタルジックな曲だと、私は思う。

そんな徳島への縁から県教育委員会が校歌をお願いしたところ、心良く引き受けてくれたようだ。

歌詞は1番と2番だが、徳島の眉山や吉野川、藍の空も折り込み、ふるさとの優しさや雄大な自然を表現し、県の鳥しらさぎを生徒たちに置き換え、"今舞い上がれしらさぎ"とエールを送る。
そしてメロディーは終始優しく緩やかに流れている。

ひとりひとりに寄り添う校歌になればと、アキさん

しらさぎ中学のホームページでアンジェラアキさんは

『学びたいという気持ちを、人生のいつの時点でも叶えることができる学校の存在に心動かされ、一人ひとりにそっと寄り添えるような校歌になればなあと思って制作に取り組みました。私たちの美しいふるさと徳島の景色、流れる空気を思い浮かべながら、この歌が皆さんとともにありますように』

と、校歌を作った気持ちを説明している。

"今、舞い上がれしらさぎ"とエールを

しらさぎ中学校はこの4月に定時制高校の県立中央高校(徳島市北矢三町1丁目)の敷地内に開校する全国初の県立夜間中学校。さまざまな年齢や経歴の人たちが学ぶことになっている。

優しさの中に彼女のエールも加わり、生徒の心にグッと響く校歌だ。末永く愛される歌になることだろう。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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