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徳島新聞、木下真寿美記者の言葉の持つチカラに、今朝も感銘受けた

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私は元徳島新聞の記者ですが、一読者として徳島新聞の編集方向や記事には大きな疑問と物足りなさを持っている。
権力への迎合はそれほど感じないが、記事から記者たちの不勉強ぶりや常識の無さを感じるし、一番、私がストレスが溜まるのは記者たちの勇気のなさ、胆力の無さというか事なかれ主義なのだ。
記事を読めば直ぐに分かる。

それでも素晴らしい記事やコラムもごくごくたま〜にだがあり、ホッとする。

一面コラム『鳴潮』に昔の朝日新聞の天声人語並みの鋭さ、名文を見つけることもある。社説にも問題意識と切り口に溜飲を下げることもあると言っておきたい。

地方紙記者の真骨頂、よくこんなネタを探してきたなと、褒めてあげたい記事もあるのだ。

記事にはほぼ署名がある。名前を見ただけで読む気も失せるヤツもいるが、逆に絶対、熟読してしまう記者もいる。

その1人が木下真寿美という女性記者だ。入社は私の退職とほぼすれ違いだったが、早稲田の後輩だ。一度退職し英国留学もしているからか、とにかく視野が広い。

彼女の記事にはいつも必ずピリッとしたものがあり、"ジャーナリストの仕事をしているな"といつも感じる。企画力もある。

きょうの朝刊でも『偽情報見抜くチカラ養う』と、特集を組んでいたが、木下真寿美記者の編集後期に
"流言飛語は昔からありましたが、舞台をSNSに移したそれは威力を増しています"
とあった。


2ページにも及ぶ特集だったが、このひと言が特集の意味を語っている。彼女の記事にはいつも言葉のチカラを感じるのだ。

こんな記者がいればとくしんはまだ、大丈夫かなとも思う。
因みに木下真寿美は酒豪らしい^_^

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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