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徳島県警は全署で虐待データを共有、迅速対応のシステムをスタート

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虐待は犯罪。警察の迅速な対応が不可欠の中、徳島県警で虐待発見システムがスタート


東京目黒区の5才児、船戸結愛ちゃんが親に虐待の末、殺された事件は、児童相談所の対応の悪さなどが、助け出す手遅れの要因だった。虐待は完全な犯罪。やはり警察が迅速に対応できる態勢を、全国で整えるべき。

徳島県警察は春から虐待を早期発見するシステムをスタートさせている。


保育園、幼稚園も一丸で虐待に目を光らせよう


昔、保育園の顧問をしていた時、たまの朝礼で保母たちに『子どもたちの着替えをさせる時、身体に変な傷がないか、内出血の跡はないか必ずチェックして、違和感があれば報告してください』と、よく話した。

もちろん、児童虐待に保母ひとりひとりが気配りする自覚を持ってもらうためで、児童虐待が大きなニュースになり始めた頃。

幸い、何もありませんでしたが、保母たちがずっと仕事を続けるうえで、それが習慣になってくれたらと、私なりに考えました。


虐待が疑われる事案はデータを入力、全所轄で共有し、虐待の早期発見


徳島県警は新年度から、児童虐待の危険度を客観的に判定し、警察本部と各署で情報共有するための新しいシステムを導入しています。




これはかつて私が保母たちに話した内容に、さらにチェックの項目が増やされデータ化したもの。カラダに付いた虐待のサインを見逃さず、事件により速く、的確な対応するため。

導入したのは「危険度判定チェック票」「児童虐待事案等管理システム」の2種類。

チェック票は、県内各警察署のPCで危険度をA(重度)~D(疑いなし)の4段階で自動的に判定。児童の様子、保護者の態度、家庭環境を中心に30項目のリストに有無を入力する。

各項目は、110番通報で駆け付けた警察官が児童や保護者から聞き取ったり、生活環境を観察。判定に基づき、児童を保護する必要性などを判断する

管理システムは、各署の虐待事案の情報を共有、氏名などから検索できるようにする。これまでのように書類を確認する手間が省け、一瞬にデータが手にできる訳だ。


詳しいデータで虐待見逃さない


児童虐待は、家族が以前に住んでいた住所の管轄署や、出掛けた先で対応した署が情報を持っているケースも多い。新システムによって過去の対応状況を即座に把握できるようになる。

さらに「泣き声がする」など、該当者が不明な通報があった場合でも、該当する家庭が付近にないか、住所から検索可能。見過ごさない。

徳島県警の少年女性安全対策課は「児童の安全確保を最優先に、対応を強化していきたい」とする。

徳島県警が取り扱った「児童虐待が疑われる事案」は増加傾向。2014年から4年連続で年間200件を超え、07年(79件)の3倍近くになった。昨年は222件で、うち139件を児童相談所に通告している。

徳島県は全国的には児童虐待への対応は進んでいる方だ。虐待は完全な犯罪行為。児童相談所任せにせず、徳島県のように積極的に警察が介入することが、不幸な子どもを無くすためには、不可欠だ。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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