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忘れていた強風と高潮の怖さを痛感。台風21号の爪あとの凄まじさ

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強風と高潮の恐ろしさ痛感した21号


長い間、台風による強風と、高潮の怖さを忘れていたのかもしれない。

昨日、徳島県に上陸し四国、近畿に大きな被害をもたらした台風21号は、大雨もさることながら強い風、高潮の被害が甚大で、関西国際空港の被害に絡み関西経済圏への打撃が早くも深刻になっている。

高潮で冠水した関西国際空港

台風といえば集中豪雨による河川のはんらん、山腹崩壊、土石流など、ここ数年、西日本には大きな被害をもたらした。

こうしたことから、雨による被害はいつも心配していたものの、強風による被害は沖縄など南西諸島以外はそれほど心配されていなかったのでは。

高潮しかり。大型台風と満潮がぴったり重なるケースは少なかったからだ。

第2室戸台風や高潮で5000人以上が犠牲になった伊勢湾台風の高潮の恐ろしさを今一度、思い起こさなければならない。

神戸市内も高潮の被害が

テレビ局に続々と送られてくる個人がスマホで撮影した動画を見ても、強風の凄まじさがわかる。クルマがゴロゴロ転がる様子は初めて見たし、大きな屋根が吹き飛ぶ様子も凄かった。

昔みたいな台風準備は大切だ


私は徳島市内に居住していますが、風で家が揺れ、台風が怖いということを20年ぶりに味わった感じだった。最大瞬間風速は徳島県も50m、関空は58mと、いずれも観測史上最大。

揺れる家の中で感じたのは昔のように雨戸に板を打ち付ける、シャッターや雨戸のない窓はベニヤを打ち付けるなど、予報を聞いたら大袈裟なくらいの準備が必要なことを痛感した。

高潮対策のための社会資本整備もやはり大切だ。

それにしても関空の一日も早い復旧を祈りたい。泉南と関空を結ぶ橋は片側は無事なのが不幸中の幸いだった。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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