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患者にとっての看護師さんたちの存在の大きさ

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『看護師さんには聖職ということば以外は見つからない』

重い病気で入院した経験のある人は、皆んな看護師さんへの感謝を口にする。
私も徳島大学病院東病棟7階(消化器・移植外科)の看護師さんたちに頭が上がらないのだ。


とにかく彼女、彼らの仕事とはいえ、感謝しても仕切れない。本当の意味で看護師さんは『聖職』だと思っている。

私は2回目の抗がん剤の副作用が強く、自宅で倒れてICUに運ばれた。
そこで1週間、さらに重症者用特別個室で1週間。実はこの2週間、自分では何一つできなかった。
例えば手を伸ばせば取れるところにある冷蔵庫の水が取れない。ベッドの下に落ちたスマホが拾えない。それどころか、頭の横20cmにあるスマホが取れない。

それくらい衰弱し身体の力が失われていた。その都度、看護師さんの助けを借りた。
もちろん、こんな介助は彼女らにしたら些細なことだが、それどころじゃない。

私は異常な脱水症状のため食事は取れず、ずっと大量の点滴漬けだったが、排泄はする。でもこんな状態だから自分ではできないのに回数だけは頻繁にだ。
これもその度にお世話になった。

ほとんど身動きが取れないデカいオヤジの下の処置は大変な重労働だ。そしてもちろん汚い。
でも毎回、毎日、担当者はどなたに交代しても、嫌な顔どころか逆にテンション高く、私を励ましながら処置してくれた。
恐らく屈辱感満載の顔をしていた私の心情を汲み取ってくれたんだと思う。

今も抗がん剤治療で数日間入院すると皆んなが『あの時、本当に大変でしたよね。元気になって良かった』と言ってくれるから、相当、私が弱っていたんだろう。

あの時、ニコニコしながら『森本さん、全然気にすることないですから、遠慮なく私たちを呼んでくださいね』と、何人もの看護師さんが声をかけてくれた。

この頃、一時、投げやりになったことばを吐いた私に、深夜強い口調で怒ってくれたのも、看護師さんだった。
『ドクターも私たちも森本さんに助かってもらいたいから、一生懸命、頑張っているんです。そんなことを絶対、言わないで下さい!』と。
凄い仕事だと思う。

(写真は少し古いけど東病棟7階の紹介などから。消化器・移植外科の島田光生教授とともに)

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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