青春の巨匠・森田健作千葉県知事(本名・鈴木栄治)がついに政界を引退する。来月に行う知事選挙に出馬しないとし、3月議会で退任の挨拶をした。そして後任を選ぶ県知事選挙はきよう4日、告示された。

われら世代には、やはり歳を取っても青春の巨匠だ
首都圏の緊急事態宣言の延長などについて連日、テレビで拝見するが、やはり巨匠も歳をとったなあと、感慨深い。
俺は男だ!と竹刀を振りながら甲高い声で『吉川くんっ!』と早瀬久美を呼んでいた光景は、われら世代は涙が出るほど懐かしい。

40才を過ぎてからの政界進出だったが、タレント出身としては長い政治生活を全うされたんではと思う。
千葉県議の川井友則君や松戸たかまさ君、元県議水野文也君など千葉県議会には友だちが複数いるが、皆んな口を揃えていい知事だったとベタ褒めだ。温かい人柄に惚れている人は多かった。
黛ジュン『夕月』で思い出すデビュー映画
まだ私が高校入ったばかりの頃、黛ジュンのヒット曲『夕月』が映画化され、確か当時浪人生だった森田健作がボクサーの役で看護師役の黛ジュンの相手役に選ばれた。
以降、テレビドラマ『俺は男だ!』で青春の巨匠の名を欲しいままに。女生徒吉川君との絡みは一世を風靡した。
政界転身など予想もしなかったが1992年、参院選挙に出た時は驚いた。その後、衆院議員を経て、千葉県知事に。初挑戦は落選もしたが、丸3期12年も千葉県知事を務めたのは立派というしかない。
潔い引退は立派。これからはテレビでのご活躍を
やはりわれわれ世代は竹刀を持った剣道部の小林君が、バトン部吉川君ら女子と校内の主導権争いをしていた場面が強烈だ。
芸能界出身ではあったけど.知事としては小池都知事や神奈川県の黒岩知事のように、パフォーマンスに走らないところは好感持てた。
辞め方も巨匠らしく潔かった。これからは青春の巨匠として、テレビでお目にかかる機会も増えそうだ。
もりもとなおき