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感動のハリス副大統領の演説。ことばの持つ力は絶大だ

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人々に感動を与える演説はことばの持つ力だ


演説で感動したのは何年ぶりだろうか。かなり昔、JFケネディの演説集はカセットテープだか朝日ソノラマのフォノシートを買い、何度も聴いた。
もちろん、そのままでは意味は分からないから、先に日本語の演説集を何度も読んだ。
それから聴くと意味が胸に伝わってくるし、それ以上にケネディの国家や人民を思う熱量が胸を打ち、感動したものだ。
ことばの持つ力の偉大さのような。

世界中の人々の心を揺さぶったハリスの演説

そして次期副大統領予定者、カマラ・ハリスの演説はどうだ。完全にバイデンを食ってしまい、恐らくや多くのアメリカだけでなく、世界中の人々の心を揺さぶったに違いない。
将来、合衆国の教科書に載るのではないかと、早くも言われている。

ハリスの11分間の演説は私たちが民主主義を守ることの大切さ、そしてそれはそんなに簡単ではないけど、闘い取る価値があることを教えてくれた。

感動的だった部分を紹介したい。

民主主義は状態ではなく行動である

ジョン・ルイス下院議員は亡くなる前に、「民主主義は状態ではなく行動である」と言いました。その意味は、アメリカの民主主義は決して保証されたものではないということです。私たちの意志があってこそ強いものになります。

アメリカの民主主義は当たり前にあるものと決めつけてはいけませんそのために闘って、守るべき存在なのです。犠牲も伴います。でも、その闘いや犠牲のうちには大きな喜びと前進があるのです。

自分は最初の女性副大統領になるが、私が最後ではありません。これを見つめている全ての小さい女の子が、この国は可能性の国だと理解するからですーと、子どもたち、とくに女の子たちに向けて訴えた。

ハリスは高いヒールを履かない

ハリスは高いヒールを履かない。スニーカーブランドのコンバースを愛用している。日本でも展開されているヒールから女性を解放するKuToo運動にとっても多大な励ましとなりそうだ。
上院議員に当選したのは2016年だからつい最近のことだ。日本の政界のように年功序列では人材は埋もれてしまう。

菅首相らはことばの持つ力を知るべき

ハリスやバイデンの演説を聴くにつけ、官僚や秘書官の書いたペーパーやプロンプターから目を離さず、自身のことばで語ることができないわが国の政治家たちと比べてしまう。そんな総理大臣が続いている。

日本の政治家、彼らにこそことばの持つ力を認識させたいものだ。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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