いしだあゆみや小川知子を見て憧れた花の都東京
先日買った『いしだあゆみベストアルバム』を聴いている。ちょうど高校時代、テレビではいしだあゆみや小川知子が全盛期で、ハイセンスな都会のお姉さんの雰囲気満載だった彼女らに童貞の高校生としてはもの凄く憧れたものだ。

ブルーライトヨコハマを聴いてはまだ見ぬ港横浜の灯りが浮かんできたし、
"私は〜揺れて〜揺れてあなたの腕の中〜♫"
の歌詞には妙に興奮した。


『砂漠のような東京で』を聴けば砂漠どころか花の都東京が浮かんできたものだ。何が砂漠なもんか。東京はオアシスのイメージしかなかったのだ。
あなたにあげた『私の秘密』とは…
そして小川知子といえば『ゆうべの秘密』の
"あなたに〜あげた〜私の秘密〜♫"
の『私の秘密』を、自分も誰かに貰えるんだろうかと。
そして小川知子の恋人、レーサーだった福沢幸雄が事故死した直後の"夜のヒットスタジオ"。『初恋の人』が涙があふれて歌えなかったことさえも、東京そのものの恋愛の匂いがしたものだ。

そして志望校は名古屋か京都から東京になった
名古屋の高校生だった自分としてはこんな素敵なお姉さんたちがいるであろう東京に行かなくてはとの思いはつのるばかり。
名古屋やもしく京都に行くつもりだった大学も志望校は東京へ。
同志社か立命館にでも一緒に行こうと話していた仲の良い友人らには『やっぱり東京に行くがや!』と宣言。『俺も東京いきたいがや!』と、3人ほどが同じように志望変更した。
花の都東京よ、コロナ禍に負けず必ず復活を
いしだあゆみも小川知子もすでに70を過ぎたおばあちゃんだが、最近はテレビで見かけることもない。

それより連日、東京のコロナ感染者が2000人を大きく超えたニュースや、医療崩壊したニュースを聞くにつけ胸が痛む。
若き日の憧れの花の都東京が、どうか昔みたいに元気に復活することを心から願っている。
もりもとなおき