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抗がん剤で胃がんの巨大な潰瘍は劇的に消えたが…また別の難題が

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『胃の巨大な癌潰瘍が消えた喜びの反面、血小板激減で抗がん剤投与を延期せざるを得ないジレンマ』

5月からスタートした私の抗がん剤治療も約半年が経過した。
1か月前、徳島大学病院で胃の内視鏡検査をしたが、担当の三井ドクターに『凄く抗がん剤が効いてますよ』と、感嘆の声をあげて貰った。
説明を聞きながら自分の胃がんの画像を見たが、かなり驚いた。当初のデカく汚い癌の潰瘍が姿を消し、綺麗なピンク色の胃壁に変化しているではないか!
感動した!
三井ドクターも一緒に喜んでくれたのも嬉しかった。

もちろんまだ癌は居座っているし、転移もしている(これもさらに小さく)
しかし間違いなくこれまでの抗がん剤は、私にはかなりの効果があったようだ。
抗がん剤の効き目は普通は35%程度といわれる。全盛期のイチローの打率並みだ。野球なら凄いが、薬効としては相当、低い。

でもこれまで私に良く効いたのは、ひとえに徳大消化器外科の親分、島田光生教授と担当の吉川、高須両ドクターが、遺伝子検査などから私に最適の抗がん剤を慎重に選んでくれていることに尽きる。
内視鏡画像は大きな喜びだった。

しかしながら好事魔多し。喜んでばかりはいられない。実は抗がん剤は効いても、私の健康な臓器にも当然、かなりのダメージを与えてきた。
とりわけ『骨髄抑制』から、血小板の数が最近は危険水域。結果、予定の抗がん剤投与が3週間以上も見送られた。
昨日、4度目の正直で何とか血小板もやや回復し抗がん剤投与ができたが、今後も厳しい状況は続く。カラダが薬のために弱ってきてるからだ。
(昨日の抗がん剤も通常より量を減らしていた)

ドクターたちもせっかく抗がん剤が効いてるから、間を開けず一気にいきたいようだが、なかなか私の骨髄の働きがうまくいかなくて、申し訳ない気持ちだ。

竹馬の友で元公立病院長だった河辺君に話したら『少し薬を抜き、カラダを休めるのも大事なことだ。焦ることはないよ』と、慰めてくれた。
せっかく小さくなってきた癌がまた元気にならないか、心配で仕方ない。どうしても患者としては焦ってしまうんですよ。

(血小板がやっと少し回復し、予定日から3週間ぶりの抗がん剤投与をやっと昨日。右は直接患部を見た徳大内視鏡セン)

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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