『わが友、岩浅嘉仁さんのこと』
元衆院議員で前阿南市長の岩浅嘉仁さんとはもう半世紀近いお付き合いだ。2人とも政治家だったから長い付き合いの中、毀誉褒貶もあったが、基本は深い友情で繋がっている(と、思う)笑

昨年5月、私が厳しい癌宣告を受けてからは名古屋の鈴木のマー坊同様、ほぼ毎日、電話やLINEで様子を伺ってくれるし、元気の出る楽しい話しを届けてくれる。ホンマにいい男だなと思う。
僕らの出会いは若い岡澤憲芙先生の元、比較政治学を学んだ早稲田のゼミだった。私がゼミ2期生で4年の時、彼が3期生の3年生で加入してきた。
この3年生からは'93年に岩浅さん(新生党)と荒井広幸さん(自民党)が共に徳島、福島の県議から転身し、衆院議員に初当選している。

今は小渕優子はじめ岡澤ゼミ出身の政治家はゴロゴロしているが、この2人が先陣を切ったのだ。
同じゼミから同時に2人が衆院議員初当選は多くの政治家を輩出した早稲田でも凄いことらしく、当時の早稲田学報にも掲載されていた。
また後にテレビ朝日で有名報道ディレクターとなった政治評論家の末延君もいた。3人とも雄弁会で鳴らしており、さすが政界人材の宝庫雄弁会だと思ったものだ。
ちなみにわが岡澤ゼミは早稲田で最もジャーナリスト、政治家、政治学者を輩出していることで有名になったが、新聞記者第1号は不肖、私だった。

岩浅さんとは以来のお付き合いだが、ゼミの自己紹介で『田舎に戻って県議会議員になり、いつか赤絨毯を踏みたい』と話したことを覚えている。ちゃんと実現させた。
県議3期、衆院議員2期、阿南市長4期という徳島県内でも類を見ない輝かしい政治歴で、県内外に羨ましいくらいの人脈だ。
政治評論家の有馬晴海さんは、彼を『人たらしだから』と、表現していた。
今、私がFBのストリーズで『岩浅嘉仁アーカイブ』を続けているが、これは彼がSNSが苦手だから、代わりに(笑)
これを見て『岩浅さん、また何か選挙いくの?』との問い合わせがありますが、『いきません!』と、私が保証します。
あくまでアーカイブ、彼の豊かな政治歴を振り返っているだけです。
もちろん、まだ隠居する歳ではありませんが…
もりもとなおき