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文春砲で2大臣辞任!なぜ新聞やTVより週刊誌記者が頑張るのか

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菅原、河合、一週間で2人も大臣が辞任!ともに公選法違反疑惑。大新聞やテレビ局の記者が権力者に忖度している間に、頑張る週刊誌記者たちの構図だ。

辞任した菅原、河合の前大臣

媒体は何であれ、記者が頑張れば正せることはある


経済産業大臣の菅原一秀氏に続き法務大臣の河合氏と、わずか1週間で2人も大臣を辞任した。

香典や中元、歳暮の付け届け、選挙カーのウグイス嬢への法定を大きく超えた報酬…2人への嫌疑はいずれも買収に当たり公職選挙法違反疑惑だ。

そして2人のクビを切ったのは大新聞やテレビキー局のニュースじゃなく、何れも週刊文春、いわゆる文春砲。

新聞やテレビの大幹部が安倍首相と食事を繰り返し、いつのまにか現場に忖度を強いる結果となっている日本のジャーナリズムの酷い現状の中で、ひとり気を吐いている。

やはり媒体は何であれ、記者が真っ当に頑張れば少しは確実に正されることがある、ひとつの証明だろう。

大手メディアの記者と文春記者のどこが、何が違うのか

それはハングリーか否か、その違いだと思う。大手メディアの記者連中は幼少期から、そして現在も、美味しいもの食べ、良い学校に行かせてもらい恵まれ過ぎている。もちろん例外もあるが。

以前、文春や週刊新潮などに知り合いの記者がいたが、いずれもフリーランスの記者だった。

文春の場合、編集長やデスクは文藝春秋社の社員。給料もなかなかのものだ。
しかし現場は普通、フリーの記者。とにかく記事を書き、本に採用されなければメシの食い上げだという。

毎週一度の企画会議に企画を提案。幹部からGOサインがでたら本格的な取材に入るとか。編集長の注文は厳しく、相当、苦しい取材となるようだ。

零細地方紙や業界紙出身が多く、いい記事が出せない記者は淘汰されていくという。

所詮、温室にいる大手メディアの記者とは、性根も根性も違う

適当に提灯記事書いて記者クラブにいれば、年収1000数百万円という新聞やテレビ局の社員記者。片やトクダネをモノにしないと生きていけない、フリーランスの記者たち。

所詮、性根も根性が違うんだろうな。

あと、週刊誌の芸能ネタ、不倫記事を批判する人は多いが、人の秘密を調べるのはもの凄く辛抱と気力がいる。

こうしたスキャンダルネタで鍛えているから、硬派のトクダネも書けることをだと、彼らに成り代わって言っておきたい。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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