ほっといてくれ、週刊朝日
週刊朝日に中日ドラゴンズがお褒めいただいている。暗かったチームが明るくなったと(ほっとけ!)
もちろんことしのドラフト会議で1位指名し入団した甲子園春夏連覇の大阪桐蔭、根尾昂君の存在があるからだ。
名古屋ではすでに野球をするちびっ子たちにもたいへんな人気とか。
高校球児たちは近い将来、中日ドラゴンズに入って根尾選手と一緒に野球がしたいという選手が増えているとか。
とにかく今までの甲子園のスターとは全く違ったキャラだ。何せ根尾君の愛読書が改めてベストセラーになるくらいだ。
文武両道の極致!保護者らも熱い視線
それも野球本やノウハウ本ではない。
根尾君が愛読書として挙げたのは何と外山滋比古さんの「思考の整理学」、近代資本主義の父・渋沢栄一の「論語と算盤」だ。
東大、京大の生協書店で元々、ベストセラーだったと言われれば、根尾君の知的レベルも相当、高いということが分かるというもの。
知的な頭脳は自治医科大学出身で揃ってドクターの、ご両親のDNAかもしれない。
『こんな息子が欲しい』と誰もが思う。
確かに中学時代はオール5、高校入学後も偏差値70。そして京大だけで現役合格50人という大阪桐蔭にあって野球部員のなかで唯一、Aクラスというから、秀才ぶりも織り込み積みだ。
子どもたちやその保護者が憧れるのは無理ないだろう。
中、高運動部活に革命を起こすかも⁈
根尾君の登場は私は中学、高校でのスポーツに革命を起こすくらい凄いことだと思っている。
今まではインタハイに行くために、高校選手権にいくために、甲子園にいくために、全てを犠牲にしても仕方ないという空気はあった。
それは例えば普通の子たちと同じように勉強もしていたら、まず"全国大会"の夢は叶わないのが常識だからだ。
でもまさに文武両道のスーパー高校生根尾君の登場は、こうした部活の在り方さえも、変えるかもしれない。
もりもと なおき