久々にこんな嬉しいニュースはなかった
これはむちゃくちゃ嬉しいニュースだった。関係者にとったら自分の息子が甲子園でサヨナラホームランを打ったり、東大へ合格したり、娘がAKB総選挙で1位になったような気分かもしれない。
日本の科学技術や経済力が音を立てて崩れていきつつあるのを実感していただけに、心から喜んでいる。本当に感動だ。
少年時代、誇りに感じていた日本の科学技術はやはり世界一。日本再興はこれしかないだろう。
スパコン『富岳』が圧倒的計算速度で世界一を奪還
なんとスーパーコンピューター(スパコン)の計算速度を競う最新の世界ランキング『TOP500』で、理化学研究所と富士通が手がけてきた『富岳ふがく』が、世界1位となったのだ。
『富岳』は理研と富士通が開発しかつて世界一になった『京』の後継機として、世界一奪還が期待されていた。計算速度は毎秒約41京回(京は1兆の1万倍)で、「京」の40倍近い能力を持つ。

スパコンの研究者らで作る国際会議が23日発表したもので、日本のスパコンが世界一は2011年11月の『京けい』以来。8年半ぶりに世界一をアメリカや中国から奪還した。
2位じゃダメな世界、スパコン開発
この世界はご存知の通り『2位じゃだめなんです!』。全ての科学技術の基本のようなもので世界のトップにあってこそ価値がある。
単なるテクノロジーへの利用だけでなく、今後は気象や地球環境の予測、創薬など幅広い分野での活用が見込まれる。 現在はすでに試運転中で、新型コロナウイルスの治療薬候補の探索などに使われているという。

日本を支えるのはやはり科学技術しかないことを実感
日本は京以来、スパコン開発ではアメリカと中国の後塵を拝してきた。京の翌年からアメリカがトップに立ったが、直ぐに中国が超え、中国の天下は5年間続いた。しかし昨年、一昨年はアメリカがトップに返り咲いた。
富岳の凄いところは昨年までトップの米国サミットの、一気に3倍もの計算速度を誇ることだ。
日本の科学技術もまだまだ捨てたもんじゃない…どころかやはり国を支えるのはこれしかないと、改めて実感させてくれた。
電通のトンネル会社にピンハネさせるくらいなら、こんなところに莫大な予算をつけるべきだ。
もりもとなおき