ここまで非常識なお願いは信じられない。今の第4波のコロナ感染爆発の中、こうした発言をすること自体、あり得ない。オリンピックに回る医療従事者の余裕など今は1人もいないだろう。ワクチン大規模接種を打ち出したが、こちらだって大変なのだ。

このコロナ禍、国民の命を軽んじる信じられない要請だ
先日、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会が日本看護協会に看護師500人の派遣要請をした問題が明らかになった。
看護師団体はもちろん、ネットでも強い批判の声があがっている。
こんな背景に危機感を抱いたのか五輪組織委員会の橋本聖子会長が泣きをいれた。
IOCバッハや都知事、五輪担当丸川大臣らとの五者協議のあと
『医療関係者のみなさんの力がなければ、大会を開催することはできない。“これであればお手伝いしたい、できるんだ”というものをしっかり準備できなければ、難しいと思っている』
と、医療関係者に呼びかけた。
菅首相の認識にも驚かざるを得ない
病院に収容されず、自宅待機の感染者は溢れている。大阪だけで1万人を超えた現実を橋本会長らはどう考えているんだろう。
もっと驚きは菅首相の発言だ。看護師500人動員について『現在、休まれてる方がたくさんいらっしゃると聞いてます』『可能だと思います」』と、言い放った。
誰が首相にこんなデタラメを教えているのか。
ネットでは看護師らのツイッターデモも展開され、政府や五輪組織委員会に反発の声がますます高まっている。
もりもとなおき