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日本学術会議任命拒否を小学校の学級に例えた西日本新聞コラムの巧さ

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私も新聞人として地方・ブロック紙では北海道新聞と福岡にある西日本新聞は刮目していた。最近は特に西日本新聞のコラムには心引かれることがよくある。さすが今、日本で最も躍進する福岡県の県紙であると、羨ましくもなる。

日本学術会議任命拒否を学級の教師と生徒に例えたコラム

つい最近の一面のコラム『春秋』だ。今、問題になっている菅政権の日本学術会議の任命拒否を、さすがの文章でチクリとやっている。
これなら子どもやニュースに関心が無かった人にも問題の本質や重大性が認識できる。

頭の部分をそのまま引用する。

例えるなら、こんな話か。授業が始まるのに数人の子が教室に入れてもらえなかった。保護者らが理由を尋ねても教師はまともに答えず、「指導の権限は教師にある」「総合的、俯瞰(ふかん)的に判断した」と繰り返すばかり

保護者らの質問にまともに答えていない教師は、菅首相と同じ

当然、数人の子としているのは任命拒否された学者6人。保護者は日本学術会議のメンバーやマスコミ、疑問を持った国民だろう。そしてまともに質問に答えていないのは、もちろん菅首相であり、政権の首脳だろう。

そしてこのコラムが上手いのは、不誠実な対応や答弁を批判された教師(菅首相)は、教室に誰を入れなかったか知らないとうそぶく。

そして一方で「そもそも家庭に問題があるのではないか。家庭のあり方も検討すべきだ」と論点をすり替え始めたーと。

今、このあたりだろうな。

教師をかばう学級委員まで登場し『先生は名簿を見ていない』と

そしてコラムでは先生をかばう学級委員が登場し、「僕が入れない生徒を選んだ」「先生には話したけど、学級名簿をよく見てなかったみたい」と告白したーと。

もう例え話しの巧さに笑うしかないが、生徒に責任をなすりつける先生にも呆れるばかりだ。

そして最後はこう結ぶ。

排除された子らは、教師に「えこひいきははやめて」「体罰は良くない」などと言ったことがある。もしも教育方針を批判されたことへの意趣返しならば、子らの授業を受ける権利を奪い、名誉を傷つけた理由を、この教師は口が裂けても明かせまい

校長(主権者)が教師(菅首相)を正すべきだ

まさにその通りだ。任命拒否された6人の学者は、安倍政権の政策に批判的なことが多かった。
このコラムに出てくる先生を厳しく指導できるのは校長だ。校長であるわれわれ主権者が、この先生(菅首相)の誤りを一喝して正すしかないと『春秋』は締めくくっているが、本当にその通りだ。

生徒の代表(日本学術会議会長)が先生に抗議するために職員室(官邸)に行ったが、どうも言いたことも言えず、引き揚げてきてしまった。

やはり校長=主権者が良識を持って怒らなければならない。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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