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早稲田ラグビーは永遠の憧れだ。新国立に響いた『荒ぶる』の感動よ

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新国立に響き渡った『荒ぶる』に心から感動

荒ぶる吹雪の逆巻くなかに〜♫ ラララ早稲田♫ラララ早稲田♫

大学選手権か日本選手権に優勝した時にだけ歌うことが許される、早稲田大学ラグビー部の第二部歌『荒ぶる』が初めて新国立競技場に響き渡った。

ワールドカップ以降、ラグビー人気が熱く続く中、5万8000人の大観衆で超満員の新国立競技場。この場所での初のラグビー試合。それが大学選手権決勝となった。

昨年12月、対抗戦グループで敗れた永遠のライバル明治を降しての優勝だから、本当に彼らは『持っている』

大学選手権制覇はなんと11年ぶりだった

思えば5年前、旧国立最後となった大学ラグビーの試合も早明戦。この戦いも制したから、つくづく早稲田は大切な節目に強い。

この日も下馬評は明治優勢。しかし前半で31の大量得点!後半、激しく食い下がる明治を降し、11年ぶり、記念すべき令和初の大学選手権を制した。いやあ、心から感動した。

男の永遠の憧れ、早稲田ラグビーの魅力とは

早稲田ラグビーの魅力は、文武両道の選手が多いことに尽きると私は思う。これは男なら永遠の憧れだ。

スポーツも万能、勉強もできる。リーダーシップもある。選手の多くがこんなスーパーマンみたいな中学高校時代を送ってきた。

ラグビー強豪校は、ラグビー名門高校からスポーツ推薦で入学した選手で固めている大学が大半。これに対し早稲田大学ラグビー部のスポーツ推薦枠はごく僅かしかない。

全国の有名進学校のラグビー部員が門を叩く

選手は係属の早稲田高等学院や早稲田実業ラグビー部出身のほか、さらに全国の有名進学校のラグビー部員が多くを占める。

他大学のラグビー強豪高校出身者に比べ最初はひ弱でも、日々の練習、菅平の合宿を経て見違えるように逞しく強くなるのだ。私の在学中は神戸の灘高校出身で理工学部に在籍するレギュラーメンバーもいた。

息子の中高の同級生で、学校にラグビー部がないため、市内の徳島県立城東高校ラグビー部の門を叩き、部外者のため公式試合に出られなくとも3年間黙々と精進した生徒がいた。

彼の目標は早稲田でラグビーをすること。結局、一浪の末に早稲田大学政経学部に合格。念願のラグビー部員となり最後まで頑張った。

『荒ぶる』を歌うためには血の滲む努力が必要だ

さて「荒ぶる」だが、これは早大ラグビー部の第2部歌(第1部歌は「北風」)。ラグビーファンにも広く知られる凱歌だ、
大学選手権や日本選手権で優勝したときだけに歌うことができる。

部員はこの「荒ぶる」を歌うためにシーズンを過ごしているといっても過言ではない。
しかしこの8年間は常勝帝京、あと2年はライバル明治が選手権を制覇。ずっと歌えない悔しいシーズンが続いたから、新国立では彼らの誇らしげな歌声が響いた。

早大ファンのみならず、ラグビーファンに広く知られている伝統の凱歌だ。優勝おめでとう。早稲田ラグビーの魅力をこれからも伝えて欲しい。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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