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早稲田大学が中国人観光客に大人気なのはなぜ?

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春節でも人気スポットに

早稲田大学が中国人観光客にたいへんな人気とか。旧正月・春節の大型連休にも多くの中国人が訪れ、大隈講堂前やキャンパス内で写真に収まる姿が見られたという。

なぜこんなに好まれているかというと、中国の近現代史の偉人がたくさん、留学していたためらしい。
偉人たちが学んだ場所を、自分の足で踏みしめてみたいと、言うわけだ。

日本への留学先は早稲田が最多

現在、留学先として中国人に人気の日本の大学は東大と早稲田が圧倒的に高い。東大は世界のランキングでは北京大学より下なのに、中国人は東大がアジアNo.1と疑わない人が多いとか。
数は圧倒的に早稲田大学が多い。

ちなみに中国人留学生は早稲田大学 2377▽日本経済大学 1662▽東京大学 1245▽九州大学 1059▽筑波大学 1009ーが多い順だ。
早稲田の全留学生は4603人だから、半数が中国から。

中国人の留学先で最も多いのはアメリカで30万4000人、2番目の日本へは94000人が来ている。

中国の近現代史の偉人が留学

早大が中国から留学生を受け入れた歴史は古い。1896年、清国から官費留学生13人を受け入れ、日本語教育を行ったのが最初。
1913年には、中国共産党の創設メンバーのひとり李大釗、同じく創設メンバーで、初代総書記に選出された陳独秀も早大の出身。

多くの中国人には"早大は李、陳両氏が学んだ由緒ある大学"と、認識されている。
国家主席だった江沢民、胡錦濤も来日した際、早大を特別に訪問して講演を行ったり、卓球の福原愛選手と交流した。
このように、中国人の早稲田への思いは特別なものがあるようだ。そしてこのことが中国でも大きなニュースになったから、国民にも知られた訳だ。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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