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普通の人が選挙に出るということ。ひとつの自己改革かもしれない

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統一地方選を目指す人たちへ

来春の統一地方選挙まであと半年となった。全国の市町村長、あるいは県議会議員、市議会議員選挙などに早くも名乗りを上げたり、出馬を検討している人も多いのでは。

すでに出馬を決めた人、今、出馬を思案している人。なぜ自分が政治の道に進むのか明確な目標、目的はあるんだろうか。そして君がその世界に入ることで、目標は少しでも実現するのか?県でも市でも地域でも少しでも変えることができるんだろうか?

 

これらを真剣に考えた者だけがエントリーすべきで、多くの有権者に名前を書いてもらう資格があると思います。

しかしながら現実は国会議員の、さらに大臣にまでなってもペーパーがなければ挨拶もできない、小学校の児童会役員以下の人物も。"在庫"なんだから仕方がないでは、国民はたまったものではない。

 

若い地方議員志願が増える背景は?

最近では20代とか30才そこそこで選挙に挑戦する人も多くなってきた。特に新党が誕生し、それなりにブームになると、殺到する。
例えば近年ではみんなの党、大阪維新の会、都民ファースト……
しかし新党はそれぞれ明確な理念がありながら、残念ながら一部には当選のみを狙った連中も集まったのは事実。政治に相応しくない者も、多く紛れ込んだ。

私は行財政改革の理念に引かれ、政治活動の最終はみんなの党にいたが、当選目的のみでこの党に集まった輩も確かに多かった。現実に今話題の杉田水脈のような人物も改革政党に紛れ込んでいた訳だ。彼女はパッと維新に変わったが。

 

議員は年収の良い職業か?

そして地方議員を年収の良いひとつの職業と捉えている人も増えている。もちろんプロに徹すれば素晴らしいことだが、現状はその逆。変に当選するテクニックだけ覚えてしまう。

これまでいろんな候補者を見てきたが、正直、理想など全くないヤツもいる。バッジを付けたら偉くなれる、周りが先生と呼んでくれる。
そして安定した収入。例えば東京の市議、区議でも年収900万〜1000万円。20代、30代ならとんでもない収入だ。僅か数ヶ月頑張ったら手に入る。

 

選挙に出る前に頑張っていた人を

私は選挙に出る人は、徹底的に前歴にこだわるべきと考える。出馬を決めるまで何をしていたか。自分の選んだ仕事に誇りを持ち、精一杯働いたか。弱者の為にどんな活動をしたか。子育てをする中でいろんな矛盾にぶつかり、改革する努力をしたか…

そんな中から生まれた政治への強い思いなら大歓迎だし、心から応援したい。本人にとったら一世一代の自己改革が選挙だと思う。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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