まさか自身辞職の市長選に出るとは!
人を見る目がないのかもしれない。先日もブログで
"男・泉"とまで持ち上げ、その潔さを讃えたんだが、ちょっとガッカリだ。
部下に暴言を浴びせたことで、わずかな任期を残し辞職した兵庫県明石市の泉房穂前市長(55)が、自身が辞職したことに伴って実施される市長選挙に、出馬する意向を固めたらしい。
選挙は10日告示、17日投開票。
辞職直後の2月中旬から、泉前市長のこれまでの、子育て政策などに賛同す市民団体が、10日告示の市長選挙への立候補を求めて署名を募っていたが、短期間で約5千人分が集まった。
市民らは集会を開き、この署名簿を手渡して出馬を要請。
泉さんが決断したようだ。
市民の出馬要請にな泣く泉元明石市長
別候補当選なら任期4年、泉さんなら来月30日まで
当初は2ヶ月後に改選の市長選があるから、それに出馬して市民の審判を仰ぐとしていた。
しかし職員への叱責を自ら暴言と認め「これまで職員の不祥事には厳しい対応を取ってきた。辞職以外の方法はない」として、潔く辞職した。
しかし大きな問題も残る。新市長誕生ならそれから4年間が任期だ。しかし泉元市長が当選した場合は任期は4月30日までだからごくわずか。また直ぐに選挙をしなければならない。
これってどうなんだろうか。選挙にかかる予算を考えたら任期いっぱい勤め、市民の審判を仰いだ方が良かったんじゃないのか。
こうした事情からあの時点での辞職は、少なくとも4年余は市政に携らないものと考えた人が多かったのではと思う。
しかし辞職後、この暴言の続きがあり、市民のための職員への叱責だったことも判明。市長への賛同や同情の声が高まっていた。
同市長選には元職や新人、3人が立候補を表明している。市民がどのような選択をするか。
もりもと なおき