少しでも揺れたら思う南海トラフ巨大地震が迫る恐怖
なんか不気味じゃないか、日本列島。どうもこのところ地震が多発しているような気がする。震度2〜4とそれほどデカくはないが、北は北海道から九州まで全域だ。内陸部では長野、岐阜県境も多発している。
そしてとくに千葉、茨城沖と徳島、和歌山の中間の紀伊水道は例によって多い感じがする。
当然、頭をよぎるのは南海トラフの巨大地震、あるいは首都直下型地震…
新型コロナウイルスの感染拡大も完全収束してないのに、もしものことがあったらと、結構、怖がっている。


東北から北海道にM9の可能性と内閣府検討会
そしてこのニュースにも度肝を抜かれた。
日経新聞によると、なんと東北から北海道の太平洋沖に延びる日本海溝・千島海溝でマグニチュード(M)9級の巨大地震が起きるとの想定を、内閣府の検討会が公表したからだ。
M9って、過去最大級だった東日本日本大震災と同じ規模だ。
そして過去の津波の痕跡から推定し、巨大地震は「切迫している」と警告している。
ビルの高さなら10階くらいか。30メートル近い大津波が予想される地域もあり、住民の避難を促し被害を減らす対策が急務だという。
「過去の津波の証拠を踏まえ最大クラスの地震を想定した。現実に起こりうると考えて備えを強めてほしい」というから、相当、危機は迫っているのか?
やはり4〜5月は多く、5月は震度3以上が20回も
ちなみに地震が多発してはいるが、過去5年の1~4月のデータと比較すると、合計はとりわけ今年が多いわけではない。しかしことし1月から5月17日までに発生した全国の震度3以上の地震は、1~3月に比べると4月以降の発生は少し多くなっている。
さらに5月は23日までに震度4が7回、震度3が20回発生していて、4月を上回るペース。やはり4〜5月は多いようだ。

実際、こんな日が来ないと限らない
大地震が起こりそうで気持ち悪いという感覚は大切だ
ちなみに2016年は4月14日と16日に震度7を記録した「熊本地震」があった。なんと4月だけで震度3以上が457回もあったが、大半は熊本地震以降に熊本と大分を震源として発生している。余震のようなものだった。
とにかく気持ち悪い。人間も動物だからこうした感覚は大事にした方が良いだろう。避難準備は常に怠ることなく、万全にしたいものだ。
もりもとなおき