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未だにあるのか医大の裏口?東京医大スキャンダルで改めて問う

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昔はあまりに酷かった新設医大の金権入試


東京医科大学が便宜を図ってもらった見返りに、文科省科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)=受託収賄容疑で逮捕=の息子を合格させた問題は、最近は無いといわれる私立医科大学の"裏口入学"の問題を、改めて再燃させている。

税金で息子を裏口入学させた佐野容疑者

学長は学者肌だったと言われるが

昔はとにかく酷かった。医者の子弟は大半が医学部に進学したような気がする。とりわけ70年代〜80年代は私立医科大学の新設ラッシュ。カネさえ積めば入れるみたいなことが公然と囁かれる時代だった。ブローカーも暗躍し、新設医科大学を巡る金権スキャンダルも多かった。

私の受験時代だから40数年も前。現実に金権医科大学と言われた三流医大を受験した友人らに、生々しい話しを聞いたことがある。


面接で4000万円を要求したり…


すなわち、面接で4000万とか2000万という多額の寄付ができるか尋ねられた。難色を示すともちろん、合格通知は来なかった。国立大学の医学部でも合格できるくらいの学力があった友人らだ。いったいそんな医科大学にはどんなヤツが合格しているのか不思議だった。


偏差値40台が、今やいずれも60半ばの難関に


当時の新設医科大学は偏差値も40点台はざら。合格者の受験能力は相当、低かったことは否定できない。実際、カネの力で入学しても学業が続かなかったり、国家試験がどうしても受からなかったり。高い学費を払い医学部を出ても医者になれない、哀れな卒業生も相当いた。

その後、金権医大に対する世間の目は厳しくなり、大学も体質改善に努力。今では当時、成績の悪い医者の子弟した行かないと言われた三流医大もかなりの難関に。新設当時、偏差値40点台とお粗末だったところも軒並み今では60点台半ば最も易しいところでも地方国立大学の医学部並の難関となっている。


金権裏口入学、表向きは消滅したはずなのに


裏返せばカネを積んだら入れる状態ではないということだろう。裏口入学は完全に消滅したと見られていた

このように医学部が難化した結果、例え実家が金持ちの病院であっても医者の子弟というだけで医学部へ進学できない生徒が溢れていると、高校の先生から聞いたことがある。

しかし、現在も私立医科大学は医者などカネ持ちの子弟が進学に有利なのは間違いない。大半の私立医科大学が普通のサラリーマンでは払えない高い授業料だし、安いといわれる慶応や慈恵医大、順天堂でも超高給取りのサラリーマンくらいじゃないと子どもを入学させるのは厳しい。

あと高校の先生の話しでは、本当に裏口はないと思いますと。しかし大学によっては合否を左右するか否かは分からないものの、多額の寄付はやはりあるようです。寄付を断っても合格するのか。

不正入試の舞台となった東京医科大学は戦前からの名門医科大学。私の受験時代でも、カネなど積んだくらいでは入れないと言われる難関医科大学だった。

医は仁術。アタマも必要だが、人間性の方が大切だと思う。昔の易しい医科大学出身でも、今は尊敬するドクターとして活躍してる人も多い。

日本の教育を司る文科省のトップに近い人間が、こんなことを実行したらお終いだ。改善努力を続け、かつての三流医大を今の立派な一流医大に築きあげた多くの医科大学にとっても本当に失礼で迷惑な話だ。

さらなる真相究明を。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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