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本会議決議で同僚に猛省求める、名古屋市議会の情けなさ

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議員の反省になぜ議会決議必要なんだ?

どこまでレベルの低い議会なんだろうと思う。これが政令都市の市議会では、市民も情けない思いだろう。反省まで議会が促すのか!

名古屋市議会で河村市長が代表を務める地域政党『減税日本』市議団長だった浅井康正市議が、自宅に法令違反のブロック塀を設置した問題で、件の市議に猛省を求める決議案が市議会本会議に提出され、可決された。
同市議はすでに会派を離脱している。

普通、市長に対してならあり得る決議だが、議員が議員に出す決議ではない。せいぜい会長幹事長会で決まったら、本人が各会派を謝って回るくらいだろう。
議員としてあるまじき行為なら辞職勧告決議だ。
さらにお粗末なのは同じ会派からだされたというから、訳がわからない。

 

こんな決議は議会への市民の信頼を失うだけ

決議案は"議会への信頼を失墜させた市議に対し、恥ずべき行為をした責任を重く受け止め、猛省を強く求める"との内容。
当然、提出者説明も同じ会派、同僚から述べられ、「ご賛同ください」と、呼びかけることになった。
当然、自民党はじめ他会派は賛同し、全会一致となったようだ。

なぜこんなお粗末な決議が仲間の会派から出されたか。
自民党などは当初、辞職勧告決議案を出すことを求めたが、減税が抵抗。猛省決議で決着したようだ。

自民党もこんな形をとらず、自分の会派がなぜ辞職勧告決議案を出さなかったのかも疑問だ。

河村市長は 「思想・良心の自由を侵害する憲法違反だ。個人的に反省しろというのはいいが、議会が組織として決めるのはありえない」と憤っていたという。

 

河村市長の言う通り。河村・減税対他会派との政争であろうが、反省まで議会の総意がいるのかと、普通の市民は呆れているだろう。
しかし減税というグループはいつもいつもなぜこんなに問題が多いんだろう。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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