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本庶教授のオプジーボにノーベル賞。もう癌は怖くない夢の特効薬へ

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物理学賞と違い分かり易い医学生理学賞


ノーベル賞の受賞内容は難しくて内容を聞いても全くかけらも理解ができないことが多い。物理学賞と化学賞は特に。

数年前、物理学賞を受賞した東大の先生の、なんとか素粒子トリノ云々、聞けば聞くほどだった。

ただひとつ、物理学賞でも例外は、徳島大学〜日亜化学工業出身の中村修司(カリフォルニア大学セントバーバラ校教授)さんが、青色発光ダイオードで受賞した時。すでにLEDとして日亜化学はじめ世界中で製造され、多方面で実用化してたからだ。

しかし医学生理学賞は違う。病気に関することなので結構、理解しやすい。山中伸弥さんのiPS細胞もよく理解できた。そして今回、昔のペニシリン以上の薬の発明で、ガンの特効薬と聞けばなおさらだ。

オプジーボの更なる進化を


昨日、ノーベル医学生理学賞に輝いた京都大学特別教授、本庶佑(ほんじょたすく)さんの研究はすでにガン免疫治療薬オプジーボとして商品化され、劇的な効能のあることがメディアで紹介されている。だから、"おー、この先生か!"という感じだった。

今は良く耳にする免疫療法だが、20年以上も前、本庶さんと開発にあたった小野薬品工業株式会社のメンバーは大変だったとか。他のメーカーにも協力を呼びかけたが、免疫療法はまだキワモノ扱いされ、全ての企業から協力を断られたという。

今は肺がんや皮膚がんのメラノーマなど7つのガン治療に効果があるが、さらに増やしていきたいという。

本庶さんは『効能のあるガンを増やすこと、そしてもっと薬が効くようにしたい』と、76才だがまだまだ研究は続く。

オプジーボは当初、年間3500万円もかかり、高過ぎて治療費用としては一般的ではなかった。しかし使用者が増え、価格はどんどん安くなっている。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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