東京の3日の新型コロナウイルス感染者は、昨日の107人を上回る120人超となった。ずるずると1週間、50人を超えていたから時間の問題と思ったが…皆んなの気が緩むとやはりウイルスは容赦なく襲ってくることが分かった。

完全に第二波突入だろう
新型コロナウイルスの東京都内での感染者が急激に拡大してきた。県をまたぐ往来も再開し、東京との行き来が盛んになってきたから、全国への拡大も必至だろう。
第一波が収束していたのか否かは定かではないが、間違いなく第二波突入だろう。このペースだと感染者の数だけなら、第一波を超えていくのではないだろうか。そして20代、30代の多さは感染拡大に間違いなく拍車をかける。
東京の子どもたちや友人たちとも、また生き別れ状態になるんだろうか。
誰だってもう経済活動は止めたくはないが…
今のところ国も東京も経済活動を止めたくないとの意思は明確だ。国民だって皆んな同じ気持ちだ。
小池知事のことばの歯切れは悪いが、既に東京アラートなど出す気もないのは見てとれる。国も今のところ緊急事態宣言の第二弾は出したくないのは明白だ。

しかし新しい生活様式ではコロナ感染拡大は食い止めることができないのは、連日の感染者数を見たらはっきりしてきた。当然、気が緩む以前に守る気もない人が一定数いるからだ。
最大ピーク時の東京の感染者が200人レベルになったら、いったいどうするつもりだろう。このまま新しい生活様式のみの生活では、恐らく第一波のピークを遥かに超える感染者が間もなく出るような予感がする。
ホストクラブのような形態は、放置すべきじゃない
感染は経路不明はともかく、わかっているものでは夜の街が圧倒的に多い。中でもホストクラブの感染者の多さは異常だ。新しい生活様式を取り入れた営業が全くできていないと言われても仕方ないだろう。
ホストクラブの客は大半が性風俗店で勤務する女性か、キャバクラの女性従業員といわれる。彼女たちの仕事も客との関係を考えれば、感染すれば際限なく感染拡大する。
同じ夜の街で新しい生活様式を厳守し、ピーク時の30%程度の客で商売を再開した飲食店経営の人たちは、同じ歓楽街にホストクラブがあれば、当然、客足は遠のく。
現実にクラスターが止まらないホストクラブには自粛要請以上の対応を取るべきだろう。
ホストクラブを例に挙げたが、全て一律の対応では無理があるということだ。
もう国も自治体もカネはない。これからが国や行政の長の本当の意識と手腕が問われる。この数日、対応を注視したい。
もりもと なおき