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東京五輪だった10月10日。遠いあの時代。日本も僕らも夢を見ていた

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見たことない抜けるような青空に、ブルーインパルスが五つの輪を描いた

見たことがなかった程の深い青空だった!日本列島が雲ひとつなく、まさに日本のオリンピックを祝福するような輝きがあった。

子ども心に感動し、今も鮮烈に心に残る”1964年10月10日”の日本の大空。
55年目のきょうも、あの日と同じ、爽やかなお天気だ。

テレビにかじりつきだった。
トーチの真っ白な煙に包まれた聖火最終ランナー、早稲田大学競争部坂井義則君が満員の国立競技場に現れると、地響きのような歓声が湧き起こった。

そして長い階段を一挙に駆け登る。
聖火台の横で胸の日の丸も誇らしげに正面を向き、高々とトーチを掲げた坂井青年。

陸上自衛隊中央音楽隊のあの感動的なファンファーレの中、遥かギリシア・オリンポスの丘からリレーされたオリンピアの火が聖火台に点火されると、航空自衛隊のブルーインパルスが大空に見事な五輪の輪を描いた。

広島市に原爆が投下された昭和20年8月6日と同じ日、広島県三次市で生まれた19才。平和への祈りを込め、聖火最終ランナーに選ばれたことも紹介された。

小さな白黒テレビが伝えた感動。あの時代、日本も僕らも夢を見ていた

55年前のきょうのことだ。テレビの白黒映像で見たあの映像が昨日のことのように、蘇ってくる。
まだ若かった日本と東京。みんなが夢を見ていた。

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55年間、日本もいろんなことがあった。経済の浮沈は別にして、一度も戦争をしなかった、平和を堅持してきたことは日本人の誇りだ。

2度目の東京オリンピック。今度はパラリンピックもある。真夏の大会となるが果たして無事に運営できるのか。

夢より絶望感多き時代だが、あの青空は変わらない

あの五輪のあと日本は一気に経済大国となり繁栄を謳歌したが、今はどうだろう。
総予算軽く3兆円を超すといわれる今度の五輪。その後には経済の繁栄より経済破綻を予測する声は多い。
若かった日本も世界有数の高齢者国家となった。否応なく貧富の差が開く格差社会と社会に漂う閉塞感。今後の廃炉への日程さえ示すことのできない東京電力福島第一原発のこれから。
考えればあの時代のように日本も私たちも夢をみる余裕さえない。
果たして2020年の東京オリンピック・パラリンピックの日もあんな青空になるんだろうか。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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