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東京女子医大で看護師400人退職の衝撃!過酷な中、賞与ゼロとは

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東京女子医大の理事会の無茶振りがやっとニュースになってきた。コロナ最前線で働く中、給料は下がり夏のボーナスはゼロというんだから、看護師さんらが頭にくるのは当然だ。
なんと400人が退職する意向という。聞けば理事会は全てドクターという。働く人の気持ちが分からないのか。

400人の看護師の補充が簡単にできる訳がない

労働組合との団交の様子も表に出てきているが、400人が退職する意向に対しては『辞めたら補充するしかない』とし、『今はベッドの稼働率が落ちているから(辞めても)大丈夫。最終的にベッド数に合わせて補充すれば良い』などと見解を示した。
400人もの看護師が穴が開き、直ぐに補充できるとでも考えているとしたら、誠におめでたい。

今、あらゆるニュース媒体で、東京女子医大問題は極めてホットな話題だ。こんな冷酷で待遇の悪い病院に、すんなり一度に400人も補充できると考えているんだろうか。甘いと言わざるを得ない。

大学病院は300人以上の募集を始めたが…

しかしすでに看護師大量退職を見込んでいるのか、300数十人の募集広告を出していることも、話題になっているが、さあどれだけ集まるか見ものだ。

ところで側から見れば労使紛争だが、ことは病院であり、高名で大規模な大学病院だ。一番、心配されるのは病院の診療体制の維持に他ならない。

常識的に考えれば看護師が一度に400人もいなくなれば医療崩壊に繋がる可能性はひじょうに高い。

コロナへの対応はもちろんだが、高度な医療体制を維持している病院で医療崩壊が起きれば、他の病院へも波及するのは必至だろう。

名門医大病院の労働条件の悪さに改めて驚いた

多くの有名人が入院治療を行うことでも良く知られている東京女子医大病院だが、それはとりも直さず一流の証明でもあった。
中学の同級生や親友の奥さん、知人のお嬢さんがこの医大の出身でもあり、結構、身近な存在だった。

そして2年前、私立の医科大学で、女子受験生の差別問題が表明化しても、女子のみの医学教育をしてきた唯一の女子医科大学として、孤高を保っていた。

良いイメージしかなかっただけに、こうした職場環境を生み出していることは本当に残念だ。

揺れる東京女子医大

政府は医療従事者には口だけの感謝より形で示すべき

東京女子医大に限らずコロナ対応病院は軒並み経営は悪化している。
コロナ治療に多くの人員が必要なのに伴い、他の専門部署は軒並み患者が激減、苦しい経営を余儀なくされている。
この夏のボーナスも大半の病院が軒並みダウンというニュースも伝わってきている。

医療従事者に口だけの感謝はいらないだろう。国はきちんとした形で感謝を示すべきだ。
Go  Toキャンペーンに1兆7千億円も投入し、さらにコロナ感染を広げるなら、なぜこうした予算を医療機関に投入しないのか。

東京女子医大の問題ではあるが、コロナがもたらした医療行政の問題だ。国は一医療法人の問題と、捉えてはいけない。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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