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東大生のキャリア官僚志向、また最少に。職業選択の多様化か

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キャリア官僚となるための『国家公務員総合職』の合格者のうち、東大生の合格者数、全体で占める割合が14.5%となり、記録が残る中では最少となった。キツい職務を敬遠しただけでなく、職業選択の多様化が進んでいるとみる。

東大生のキャリア官僚、来春は過去最少に

人事院によると、21年4月採用の国家公務員総合職試験の全合格者は1717人だった。

大学別の合格者数は例年通り東京大の249人がトップだったが、前年度よりも58人も減少。記録が残る1998年度以降で最少となった。
女性は511人で、割合は過去最高だった前年度を残念ながら1・7ポイント下回る29・8%で、30%を割り込んだ。

大学別では、東大に続いて京都大が131人、早稲田大が90人。志願者は過去最も少ない1万6730人で倍率は9・7倍だった。
合格者は今後省庁訪問し、面接などを通して採用がきまる。

職務キツく、時には政治に翻弄されることに嫌気?

ひと昔前まではわが国のエリートの証だったキャリア官僚だ(もちろん今も)。東大卒の占める割合は過半数いたような時代も続いた。

とりわけ戦後は東大法学部〜旧大蔵省がスーパーエリートとして君臨した時代は長かった。もちろん大蔵官僚だけでなく何れの省庁も、みんな強烈な職業意識、良い意味でのエリート意識を持ち、まさに国に奉職していた。

しかし時代の流れとともに異常に長い勤務時間、時には政治に翻弄されることに現代っ子は耐えられなくなったのかもしれない。
次第に東大生にとってそれほど魅力のある職業ではなくなってきたようだ。

省庁が建ち並ぶ霞ヶ関

東大生の職業選択が多様化、外資系に魅力も

また、入社直後から高収入が約束される外資系企業を中心に、職業選択の幅も広がってきたのが、東大生の官僚離れの大きな要因だろう。

それでも国家公務員総合職を目指す若者はみんな優秀だ。選択の幅が広がっても国家の中枢で仕事をしたいという、高い志を持つ若者が集うのは間違いない。

私の知人の若者だが、入社1年目で国家公務員の倍も給与がもらえるような民間企業に多数内定したが、やはり総合職が受かりある省庁へ入った。『カネよりも国家の中枢での仕事がしたいので』と、言っている。

官僚に東大卒は減っても大学が多様化するのは、決して悪いことではないだろう。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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