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校舎は焼けても、楽しかったプレハブ教室での青春

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『校舎は焼け落ちたけど、プレハブ教室での楽しい青春の日々ー』

9月の新学期が始まるといつも思い出す。高校時代で一番、ショッキングな事件だった。
新学期の登校前、自宅で見た朝イチの全国ニュースですでに知っていたが、高校に登校すると僕ら2年生の校舎は無残にも完全に焼け落ちていた。

そして数日後、同じ高校の生徒が2日からの実力テスト阻止のため、深夜に校舎の廊下にガソリンを撒き放火したとして逮捕されたのだ。衝撃だった。
隣りの校舎の廊下にもガソリンは撒かれていたが、こちらは火災は免れた。

この校舎焼失で、私たち2年生の全10クラスは向こう1年間、急ごしらへの狭いプレハブ教室で授業をすることになった。
思春期の高校生にとって精神的ダメージの大きな事件ではあったが、実は教室のその狭さが幸いした。ギュウギュウ詰めのためクラスメートとの距離感が無くなり、仲良しクラスがもっと仲良くなったのだ。

勉強も部活も遊びも本当に濃く楽しい日々だった。急ピッチで建設が進む新校舎に移るのは、うちのクラスはみんな嫌だったのを覚えている。
学校でも楽しみ、放課後もグループで名古屋駅前でロードショーを観たり、お茶をしたり。青春だったなぁ。このクラスで修学旅行だから、夢のような3泊4日だった。
毎日、むちゃくちゃ楽しいから、風邪くらいではみんな絶対、休まなかった。

それでも時あたかも'70安保闘争前夜。世の中は騒然としていた。いろんな社会の出来事が私たちの高校生活にも否応なく問題を投げかけた。
そんな街には由紀さおりの「夜明けのスキャット」が涼しげに流れていた。
犯人の生徒はその後、どんな人生を歩んだんだろう。

写真=2年F組仲良しグループで。前列右から2人目が俺。ほとんどジャニ系やな(笑)女子で一番右の尚美ちゃんは2Fの歌姫で、必ず森山良子の歌をうたってくれた。教室にはいつもギターがあって、昼や放課後はみんなで歌を歌っていた。みんなどうしてるんだろう。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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