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核のゴミ巡る国の対応。札束で頬はたくやり方と鈴木北海道知事

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財源の乏しい小さな町や村の町村長なら原発関連マネーは喉から手が出るくらい欲しいのかもしれない。核のゴミ処理場としての適否の調査に応じるだけで20億円もくれるとなると、恐らく自問自答している町村長は少なからずいるかもしれない。

手を挙げることを検討している北海道寿都町

国の札束で頬はたくやり方は良くないと、鈴木北海道知事

こうした検討をしている北海道寿都町に対し、鈴木北海道知事は慎重な対応を求めたほか、多額の協力費をちらつかせる国に対し『札束で頬をはたくようなやり方は良くない』と、厳しく批判した。

39才、全国最年少知事だ。夜間大学で学びながら都庁職員として働いた。そして破産した夕張市の市長に転じ、町の建て直しに苦労した。

自民党の支援で知事に転身したが、国策である原発行政にキチンとモノを言う姿勢は立派だ。
今後も全国の小さな自治体で、誘惑に負けるところが出てくるかもしれない。鈴木知事の発言はともすれば国に追従しがちな都府県知事に影響を与えるだろう。

鈴木直道北海道知事

文献調査だけで20億円は、過疎の自治体には魅力だ

原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場をめぐり、国は全国で候補地を探している。

この国の候補地選定の第1段階にあたる「文献調査」を受け入れた場合、国から20億円が交付される。
寿都町の町長は9月中に決定するとして応募を検討している。小さな過疎の町にとって調査に応じるだけで20億円は、なんとも魅力的だとは思う。

町に対し重要な判断を拙速にすべきでないとも

この動きに対し鈴木知事は『無害化まで10万年かかる高レベル放射性廃棄物を受け入れるかどうかの重要な判断を1カ月で出そうというのは拙速だ』
『もし受けいれたら、全国の核のごみが、北海道寿都に集まる。町はそういう入り口に立つ可能性がある』と指摘。

コロナ対策で財政的に厳しいのは分かるとしながらも、『札束で顔をはたくやり方で応募する自治体を求める国のやり方には疑問を持つ人は多い』とし、国の姿勢を批判した。

鈴木知事は菅官房長官直系といわれる。にも関わらず顔色を伺うことなく、キチンと発言したことは、さすが将来を嘱望される若手知事だと思う。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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