ニュースやバラエティ番組の華である女子アナウンサーは、どのテレビ局も人材確保に力を入れているが、最近はNHKが最も充実し、層が厚いのではないだろうか?桑子真帆、和久田麻由子の2トップを見ると、ますますその感を強くしている。

民放女子アナでは太刀打ちできないNHK女子アナのレベル
恐らくNHKと東京の民放4社(テレビ朝日、TBS、日本テレビ、フジテレビ)なら、入社試験はたくさん採用枠のあるNHKが1番、易しいのが定説だ。
しかし元々の性格、学力、佇まい、社会常識、さらに入社後の教育で、入社後は民放と大きく実力の差がつくのは否めない。
その昔、民放でなぜか人気を集めた漢字が読めない、常識が無いというおバカキャラは、報道番組がテレビの主流となってきた昨今は、全くウケない。
桑子、和久田の2枚看板、トレード後もそれぞれ大活躍
で、女子アナ人材がひきもきらないNHKにあって、やはり『おはよう日本』の桑子真帆(33)『ニュースウォッチ9』の和久田麻由子(31)が2枚看板だ。
3月末、大型トレードで、朝、晩を2人が入れ替わったが、ともに視聴率は上々だ。
しかし女性キャスターが入れ替わるだけで、これだけニュースの雰囲気が変わるものなんだと、少し驚いている。
和久田アナの理知的な美貌は秀逸。弱点はスキのなさ?
桑子さんがあまりにも人気があったから、この後、夜9時は和久田さんで大丈夫かと思ったが、やはり東大出身の才媛だ。新聞なら1面にあたるNHKよ9時のニュースでの正確なアナウンスと的を得たコメントは光る。

落ち着いた理知的な美貌は、民放女子アナではとても太刀打ちできない。いつのまにか有馬キャスターを食ってしまった。近い将来はNHKの大先輩・膳場貴子さんみたいに、報道番組を1人でも仕切れるんじゃないだろうか。
有馬キャスターや天気予報の斉田さんは、いかにも癒し系だった桑子さんの時の方が楽しそうではあった。弱点はスキがなさ過ぎるところかもしれない。
朝から視聴者を癒す桑子アナは朝向きだったかも
桑子さんが朝にいってしまったのはファンとしては残念だったが、こちらも朝から笑顔も爽やかで、和久田さんの時以上に高感度は高そうだ。

どちらかと言えば癒し系の桑子さんの方が、朝の番組は向いていたのかもしれない。2人を入れ替えたNHKの上層部は、ホッとしているかもしれない。
コロナウイルスの感染拡大で、各局とも報道番組の視聴率が軒並み上がっている。そうした中、この2人はNHKにとって極めて強力な存在だ。
もりもとなおき