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森野君、またいつか…

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新聞社時代の友人、森野永巳君の訃報が入った。肝細胞癌で療養中だったようだ。
昨年、久しぶりにお茶でもやろうと約束したものの、もう少しコロナが収束してから(お互い、免疫力下がっていたので)と、約束は果たせないままだった。

城南高校(総合選抜前)から横浜国立大学卒。いつも小難しい本を抱え、会えば必ずその本の批評をしてくれた。

人と違う彼独特の価値観で、とにかく話しは辛辣だったが滅法面白く、時間が経つのを忘れるくらいだった。
会社では井端編集局長(後の社長)も『森野みたいな記者がいるのは、わが社の人的余裕なんだよ』と、何故か新人時代からかわいがっていた。

義父の教え子で、実はうちの妻は妻と中学の同級だった森野の紹介だ。彼と出会ってなかったら当然、妻と結婚もしてない。
そうなると娘も息子も、初孫のはるちゃんとも私は出会っていないから、わがファミリーは森野あってのものだったのだ。

好物は『珈琲とタバコ』と答えるくらいの超ヘビースモーカー。仕事より人生を深く楽しんでいるのが羨ましかった。
学生運動も少しかじってたようで、出身大学は『横浜人民大学革命学部です』と、笑いながら答えていた。

また向こうで再会したら、珈琲を飲みながら辛口の世評を聞きたいものだ。

ところでこの2〜3年、仲の良い友人だけで6人もいなくなった。
肝臓癌2人、肺癌2人、膵臓癌と大腸癌が1人ずつ。全員、私と相前後して癌になっており60代後半だった。

国民の2人にひとりが癌になると言われるが、男はそれ以上だ。早期発見のため年に一度はがん検診をして欲しい。

(もちろん、まだともに20代の頃。阿波踊り期間中かな)

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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