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検事と裁判官。法律のプロのお粗末な二重ミス

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本来、罪状は懲役2年までなのに、検察のミスで2年6月を求刑され、さらに裁判官がミスに気づかず懲役2年6月(執行猶予付き)の判決が言い渡されるという、お粗末な裁判が東京地裁であった。

東京地裁

裁判官の言い渡しは絶対であり間違えたでは済まない

このケースと少し違うが、裁判で裁判官が言葉で宣告する『判決』は絶対だ。間違った言い渡しでも一審であれ二審であれ裁判官の口から発せられたら正式な判決となってしまう。

例えば裁判官が間違えて懲役5年を『懲役10年』と宣告すれば懲役10年だし、『死刑』と言ってしまったら判決は死刑なのだ。

『ごめん、ごめん、言い間違えました』では済まない。その場で訂正はできない。

間違えた場合は上級審でやり直さなければならない

もちろん、被告にとって大変なことだ。しかしながらもう一度正しい判決を裁判官が言い渡す方法はある、一審判決なら控訴してもう一度、裁判をやり直すしかない。

被告にとっても精神的、肉体的に負担を与えるから、裁判官の責任は極めて重大だ。

私も長い間、裁判取材をしたがこんな言い間違い判決を聞いた経験はない。しかし今回の東京地裁の判決は、単純な言い間違いミスよりお粗末な話しではある。

最高2年の犯罪に検事が2年6月を求刑、裁判官も気づかず

問題となったのは、わいせつなDVD21枚を販売目的で所持した罪に問われた2人の被告の東京地裁での判決公判。

まず検察はこの事案の懲役の上限は2年にも関わらず、公判で懲役2年6月を求刑していた。

さらに裁判官がこの間違いに気付くのが本当だが、気づかなかったのだろう。判決公判では執行猶予がついたものの『懲役2年6月』の判決を出してしまったのだ。

法律のプロ、検察官と裁判官の極めてお粗末な二重のミスで、気づいたのは判決を言い渡した後だった。
当然、間違いだから検察は高裁に控訴し、もう一度、求刑からやり直すことになる。

裁判所もきちんと謝罪をすべきじゃないのか

検察は被告に謝罪し深く反省する意を示したが、裁判所は『遺憾である』だけ。きちんと謝罪するのがスジじゃないのかと思う。

法律のプロたちの恥ずかしいミスに、遺憾なのは市民だと思うが、双方、関係者の処分とかないんだろうか。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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