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検察庁法改正今国会見送りへ!多くの国民の声の勝利だ

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検察庁法改正案が今国会は見送られる公算だ。これだけ国民の反発が激しく、元検事総長ら特捜部OBまで立ち上がったんだから、当然だ。しかし自己保身のためこうした法案まで作ろうとは。いよいよ安倍政権のファイナルが近づいてきた。

教授の顔色伺いながら研究した医学部の『講座制』

昔の大学紛争が医学部から発生するケースが多かった理由は、国立大学医学部の独特の『講座制』にあった。
つまり各講座にはトップに教授が君臨し、助教授、講師、助手と繋がる完全なピラミッドを形成していた。

教授が退任する時は自らが次の教授を指名する。論文の実績や力量よりも教授との人間関係が大きく左右したといわれた。

大学紛争は『白い巨塔』を解体する闘いだった

だから教授に嫌われないよう若い頃から自分を押し殺して、教授のための研究生活を続けていたのかもしれない。小説になり何度もドラマ化されている『白い巨塔』はまさにその世界を描いた。
大学紛争はこの『講座制』を解体する闘いでもあったのだ。もちろん医学部に限らず、国立大学は他の学部でも同じようなストレスを研究者たちは抱えていた。

総理のお気に入りが検察幹部になる恐ろしさ

さて今、大きな問題となっている検察庁法改正は、まさにこの『講座制』に似たものがある。

この法案が通れば、総理大臣さえも逮捕、起訴する権限を有する検察官制度を根底が破壊するものになる。だから多くの国民だけでけでなく、かつての検事総長や特捜検事たちまでもが強く批判しているのだ。

つまり時の内閣が気に入った人物しか定年延長してもらえず、そんな人しか役職検察官になれないのは明白だ。そして例えば検事総長になっても『総理にしていただいた』との感覚では、政界疑獄など着手できる訳がないのはバカでも分かる。

同じ答弁を繰り返した森法務大臣

当然、若い検察官は腑抜けになるだろう

これはどういうことか。つまり新人検察官時代から将来の自身の将来を考えれば、検察官が国会議員をアンタッチャブルの存在にしてしまう。

結果、国会議員の犯罪は見逃され、悪事で捕まるのは都道府県議や市町村長レベルになるだろう。言い換えれば国会議員に汚職が蔓延することになりかねない。

誇り高き東京地検特捜部は、巨悪を眠らせないどころか、巨悪を安眠させる組織に成り下がる可能性があるのだ。

かくして社会正義のために検察官を目指していた正義感溢れた学徒は、検察官にはならないだろう。

元検事総長の松尾裕彦氏ら元特捜検事らが心配しているのは、まさにここにあるのだ。検察取材の経験がある者として私も同じだ。ここにきての法案見送りは当然のことだろう。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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